目がくらむような光の柱、中国の極寒の街に出現

かなり気温が低い、日の出または日没時に見られる珍しい現象。

12月30日の夜、中国の内モンゴル自治区シリンホト市の住民は目がくらむような光景を目の当たりにした。

上空に、魅惑的な光の柱が出現したのだ。まるで地面から光が吹き出したようだった。

人民日報オンライン版は、これは「太陽柱」もしくは「光柱」と呼ばれる現象だと伝えている。


アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、この珍しい自然現象は、かなり気温が低い日の出または日没時に、降ってくる氷の結晶が太陽の光を反射して起きる。

NASAのウェブサイトには「上層にある雲から氷が落下する時、平べったい六角板状の氷晶が作られることがあります。その氷晶が地面に向かって舞い落ちる際に、空気抵抗によって地面に対してほぼ水平になります。水平になった氷晶がまんべんなく広がり、それに太陽光が反射すると太陽柱ができます」と書かれています。

この日、シリンホト市の気温は 約−29℃まで下がった。太陽柱ができる完璧な状態だったと、デイリー・テレグラフ紙が伝えている。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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