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【真田丸】堺雅人、"日の本一の兵"「実際の幸村は、僕に近かったはず」

2016年01月08日 22時51分 JST | 更新 2016年01月08日 22時51分 JST
時事通信社

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【真田丸】堺雅人、"日の本一の兵"と呼ばれる男「いきいきと演じたい」

2016年の大河ドラマは『真田丸』(1月10日スタート、毎週日曜 後8:00 総合ほか)。時は群雄割拠の戦国時代。信州の小国の領主・真田家に、天才の父、秀才の兄、そんな二人を追いかける好奇心と冒険心旺盛な次男坊がいた――真田信繁。俳優の堺雅人が信繁にふんし、一年をかけて彼の生涯を描いていく。世間的には「真田幸村」の名で通っているが、今回の大河ドラマでは本名の「信繁」を採用。脚本を担当するのは三谷幸喜氏だ。

堺は「僕が真田幸村(信繁)を演じると発表された時、『堺雅人で大丈夫か?』という声が挙がったらしいですね(笑)。テレビゲームの影響か、幸村といえば、腹筋の割れたムキムキボディで、裸に鎧を着て片手で槍をブンブンふり回す怪力のイメージがあるようですが、実際の幸村は僕に近かったはずです」。

本作への出演が決まってから、真田家に関する本を読み漁り、上田(長野県)・九度山(和歌山)・大阪などのゆかりの地を訪ね歩き、歴史考証の専門家もびっくりするほど、この時代を、真田家を、信繁を勉強して撮影に臨んでいる。共演者も「わからないことは堺さんに聞け」と、“生き字引”のように頼りにしているほどだ。

「本を読んだり、ゆかりの地を訪ねたりしたところで、それでいい演技ができるわけでもなんでもなくて、ただそういうことをするのが好きなんです。思い出づくりです(笑)」と、謙遜しているが、もともと歴史好きの堺が、ゆかり地を訪ねるなどして信繁が生きた時代に浸り、ある問題意識が生まれてきたという。

「なぜ真田幸村という人物は、人気があるのか。僕自身、興味が湧きました。知りたい、一年かけて考えていきたい」。

信繁は、戦国時代最後の戦いとされる「大坂夏の陣」で徳川の本陣に突撃し、壮烈な最期を遂げるが、勝ち残った徳川家康が「幸村の戦いぶりは敵ながらあっぱれであった」と褒めたたえた、とさまざまな伝説や物語で後の世に語り伝えられてきた。現代においては歴史シミュレーションゲームのモチーフとなり、熱狂的なファンを持つ戦国武将の一人だ。

「信繁の人生の面白いところは、49年の生涯のうち、大阪の両陣に臨んだ最晩年の2年だけが華々しくて、残りの47年間は父・昌幸や兄・信幸の裏方に徹し、槍を振り回すこともなく生きてきた。人と人をつないだり、組織がうまく機能するように動いたり、真田家の実務的な役割を担っていたのが信繁だったと思うんです。今の時代で言えば、謹厳実直なサラリーマン、あるいは社長秘書のような役割。その働きをしっかり伝えてこそ、普通のサラリーマンだった彼がスーツを脱いで、赤備えの姿で槍を振るうことになったのか、“日の本一の兵(つわもの)”と呼ばれることになったのか、物悲しくも味わい深く伝えられるような気がしています」。

信繁の人生を敢えて春夏秋冬で分けるなら、ドラマの序盤は信繁の“春”、青春期が描かれる。

「とっさに『いきいきと』という言葉が口をついて出たんですが、それが一つのキーワードになるかな。歴史ドラマは、教科書をなぞるような展開になりがち。でも、実際は一寸先は闇だったはずで、どっちに転ぶかわからない、先々の展開がまるで読めない脚本を書くことにかけては、三谷さんはすぐれた脚本家だと思う。歴史を先回りせず、わかったふりをせず、目の前の状況を楽しむのみ。いきいきと演じていきたいです」。

■放送情報

大河ドラマ『真田丸』1月10日スタート

【総合】毎週日曜 後8:00

【BSプレミアム】毎週日曜 後6:00

再放送【総合】毎週土曜 後1:05

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