「安倍首相は憲法殺人事件を敢行しようとしている」 福島みずほ氏が批判

「安倍総理が、日本国憲法殺人事件を敢行しようとしている。殺人予備をし、今、実行の着手をしようとしている」
時事通信社

社民党の福島みずほ氏が1月11日、公式ブログを更新し、安倍晋三首相が「日本国憲法殺人事件を敢行しようとしている」などと訴えた。安倍首相の目指す憲法改正を、阻止したいとしている。

安倍首相は10日放送のNHK日曜討論で、「改憲を考えている前向きな、未来に向かって責任感の強い人たちと3分の2を構成していきたい」と述べるなど、改憲に向けて参院選を戦う考えだ。

福島氏は、参院選後に安倍首相が憲法改正の発議をすることを「日本国憲法殺人の実行の着手」と表現。発議のための必要な条件である、参院での3分の2以上の議席獲得に向け、安倍首相は「殺人予備をし、今、実行の着手をしようとしている」と述べた。

殺人予備」とは、誰かを殺す目的で、凶器を用意したり予定の現場を下見したりすること。福島氏は2015年3月にも、「憲法殺人」という言葉を使って安倍政権を批判していたが、この時は、改正の手続きを踏まえての改憲ではなく、安倍政権が閣議決定で憲法解釈を変えたことに対しての批判だった。

私は明文改憲に反対ですが、手続を踏まなければ、憲法を勝手に、勝手に行政が、内閣が、総理大臣が変えられたら、憲法は無意味になりますよ。憲法九条が無意味になりますよ。

日本国憲法殺人事件、総理のクーデターじゃないですか。憲法を無意味にしてはならないんですよ。勝手に今まで違憲だったことが合憲にできる、こんなことを許しちゃ駄目ですよ。総理、憲法を守れ、これは総理にこそ課されているんですよ。

参院予算委員会 議事録より 2015/03/04)

なお、福島氏の「憲法殺人」ブログについては、ネットから「推理小説かと思った」「戦争法案のように言葉を言い換えていて、なんだかこわい」「国民は戸惑うと思う」など様々な声があがり、注目を集めている。

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