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冬こそ夜空を見上げましょう。感動を呼ぶ宝石箱のような星々

2016年01月21日 00時56分 JST | 更新 2016年03月03日 19時35分 JST

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地上のイルミネーションが美しい季節になりましたが、空のイルミネーションにも注目です。冬は1年で最も星空の華やかな季節。空を見上げながら、たくさんの星座を観察してみませんか?

■三ツ星が印象的なオリオン座

星座観察がとても楽しい季節がやってきました。

冬は空気が澄んでおり、南の空には明るい一等星がたくさんあるので、初心者でも肉眼で星の観察をしやすい季節です。

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冬の南の空で、まず目につくのがオリオン座。整然と並んだ三ツ星が目印です。

そして、三ツ星の外側を囲むように、4つの星があります。この4つの星のうち、上の写真の左上にある赤い星がベテルギウスで、右下の白い星がリゲルです。どちらも明るい一等星で、見つけやすいのが特徴です。ベテルギウスは年をとった星のため赤い色をしており、リゲルは比較的若い星なので、白い色をしています。

その対照的な星の色から、かつて日本では、ベテルギウスを平家星、リゲルを源氏星とも呼ばれていたようです。

ところで、オリオン座の横並びの三ツ星の下に、縦並びの三ツ星もあります。これは小三ツ星と呼ばれているのですが、真中だけちょっとぼんやりした形をしています。

実は、小三ツ星の真中にあるのは「オリオン大星雲」と呼ばれるガスなどできた雲。このオリオン大星雲では、今まさに星が誕生しようとしています。オリオン座というひとつの星座の中に、星の一生のさまざまな姿が見られるのが実に興味深いものです。

■頭上の昴(すばる)

さて、南の空のオリオン座よりも少し上の方には、小さな星の集団が見えます。

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こちらは、プレアデス星団と呼ばれる星の集団です。「昴(すばる)」という日本名を知っている人も多いかもしれません。

肉眼では星の数は6つほどですが、望遠鏡で見ると、100個以上の星が観察できます。

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ちなみに、プレアデス星団のすぐ近く、上の写真の中央あたりにはVの字に並んだ星も観察できます。こちらはヒアデス星団と呼ばれる星の集団です。ちょうど、おうし座の牛の顔に当たる部分となっています。

■冬の大三角にも注目

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冬の南の空で、オリオン座の近くにひときわ明るい星があります。上の写真の地平線近くに見える明るい星が、おおいぬ座のシリウスです。

このシリウスとオリオン座のベテルギウス、そして上の写真の中央下部?に位置するこいぬ座の一等星プロキオンを結ぶと、二等辺三角形に近い形ができあがります。これは、冬の大三角と呼ばれています。

もし、暗い場所にいるのなら、冬の大三角の間にぼんやりと白いものが見えるかもしれません。これは、天の川(銀河)です。天の川といえば、夏のほうが印象的ですが、夏に見える天の川は銀河の中心部分なのに対し、冬に見えるものは銀河の外側の部分となるので、夏ほどくっきりとは見えないのです。

このように、冬の夜空は見どころ満点。

寒さは厳しいですが、夜空を見上げれば、たくさんの発見があるはずです。

(気象予報士・ライター 今井明子