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おたふくかぜ、全国的に流行の兆し 成人も要注意、予防法は?

2016年01月25日 16時20分 JST | 更新 2016年01月25日 16時42分 JST
Lambert via Getty Images
A sick boy with a bandage wrapped around his head sits in bed, a French Bulldog in his lap and surrounded by toys and get-well cards, 1950. There is a bottle of Benedryl and a lamp shaped like a toy drum on the nightstand next to him. (Photo by Lambert/Getty Images)

「おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)」の患者が増えていて、4年半ぶりに全国的な流行の兆しを見せていると、国立感染症研究所が1月19日に発表した感染症発生動向で明らかにした。同研究所は手洗いやワクチンの接種など、対策の徹底を呼びかけている。毎日新聞は次のように伝えた。

おたふくかぜはムンプスウイルスに感染することで発症する。潜伏期間が2〜3週間と長く、耳やあごの下が腫れて熱が出る。通常は2週間以内に自然に治るが、髄膜炎を併発したり、1000人に1人程度の割合で難聴になったりする場合もある。近年は4〜5年周期で流行しているが、周期の理由ははっきりしないという。

今月4〜10日に全国約3000の小児科から報告された患者数は3771人で、1医療機関当たり患者数は2011年7月以来で初めて1を超える1.20に達した。20道府県が1以上で、注意報レベルの3を超えたのは▽佐賀(5.00)▽宮崎(4.23)▽石川(3.31)▽沖縄(3.21)−−の4県。東日本でも山形(2.50)、千葉(1.77)などで患者が多い。
 
おたふくかぜ:流行の兆し…夏に向け増加「予防を」 - 毎日新聞より 2016/01/25 10:48)

国立感染症研究所の砂川富正室長はNHKニュースに対して「春から夏にかけ患者数が増える傾向があるので今後、注意が必要だ。手洗いやうがいなどの基本的な対策のほか、ワクチンの接種などもしてほしい」と話している。

コトバンクは、おたふくかぜに感染した場合の対処法などについて、次のように説明している。

特効薬はなく、安静にして腫れた部分に冷湿布を当て、柔らかい食事を与え、うがいをたびたび行って口中を清潔にしておけば、1週間くらいで熱や腫れが引いて治癒する。まれにウイルスが頭部に移行して脳炎や髄膜炎をおこすと、頭痛、嘔吐(おうと)、意識混濁、けいれんなどの症状を呈する。また、成人が罹患(りかん)した場合には精巣炎や卵巣炎をおこすことがあり、両側の精巣が侵されると男性不妊症の原因となることがある。

予防としては、発熱の初期から解熱後1週間までは飛沫(ひまつ)感染の危険があり、耳下腺の腫れが完全に消失するまでは幼稚園や学校を休ませる。また、個人的な予防には弱毒生(なま)おたふくかぜワクチンが有効である。なお、一度かかれば終生免疫が得られる。
 
流行性耳下腺炎(リュウコウセイジカセンエン)とは - コトバンクより )

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