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「また息ができる!」心臓移植手術をした少年が流した、喜びの涙

2016年01月29日 20時04分 JST | 更新 2016年01月29日 20時04分 JST

2015年11月、15歳のトレバー・サリバンは心臓移植手術を受けるために手術室に入った。移植しなければ余命はわずかだと言われていた。

手術は危険を伴うものだったが、成功した。

手術室から出てきたトレバーが最初に口にしたのは、痛みや苦しみではなかった。抑えられない喜びの言葉だった。

「すごくうれしい。ずっと待っていたんだ。また息ができる」と言って、トレバーは涙を浮かべた。

手術直後の様子を、父親のフィリップが撮影した。映像は、臓器提供に携わるNPO「ギフト・オブ・ライフ・ミシガン(ミシガン州命の贈り物)」のFacebookで公開され、現在までに160万回以上再生されている。



母親のキンバリーは、手術後の息子の反応に驚いたとABCニュースに語った。

「もうろうとして痛みを訴えながら目覚めるのではないかと思っていました。でも、目覚めた息子は幸せそうで、自分の体に起きた変化に喜びを感じていました。彼の様子を見て、心配が吹き飛びました」

トレバーの心臓が弱っているとわかったのは2015年2月。体調を崩して病院の緊急治療室を訪れた時だった。トレバーも家族も、風邪をこじらせたと思っていたが、状態ははるかに深刻だった。トレバーは重い心不全を起こしていたのだ。

すぐに飛行機でミシガン州アナーバーにあるC.S. モット小児病院に運ばれ、心拍数を正常に戻すために2度の電気ショックを受けた。

「彼の心臓はうまく機能していませんでした。14歳の子供の場合、心拍数は通常85~100ですが、トレバーは180~200でした」とクラウドファンディング「GoFundMe」のトレバー支援ページに書かれている。

生きるためには、心臓移植が必要だった。2015年4月、ミシガンのニュースサイト「MLive」の取材に答えたトレバーの父親は、トレバーの名前が移植リストのトップにあると明かしている。

しかし「2週間かかるかもしれないし、6か月かもしれない」と、状況が見通せない不安を父親は口にしている。

ドナーがみつかったという連絡を受けたのは、それから7カ月たった11月だった。その翌日の11月13日、トレバーは手術室に入った。

もう少し遅かったら、トレバーの命は助からなかったかもしれない、と母親は述べている。

「体調は悪化の一途をたどっていて、ドナーがみつかったという連絡を受けた時には、危ない状況になっていました。助かって本当にうれしいです」と彼女はABCニュースに語っている。

地元のテレビ局「WDIV Local 4」によると、手術後トレバーは順調に快復していて、拒絶反応も見られないという。

ドナーが誰なのか、トレバーはドナーを知らない。しかしWDIVに「命の贈り物に本当に感謝しています」と心からの感謝を述べた。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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