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リンカーンが現在の共和党を見たら呆れ返るだろう

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「リンカーンの党」は共和党ではなく、民主党なのかもしれない。

保守派の人たちは、エイブラハム・リンカーンを歴史上最も有名な共和党員として宣伝することが好きだ。特に2月12日はリンカーンの誕生日なのでなおさらだ。しかし、現在の共和党は「リンカーンの党」とは何の関係も無くなってしまった。そして、第16代大統領であるリンカーンが、もし今のテッド・クルーズ上院議員(テキサス州・共和党)とドナルド・トランプのような人物が共和党にいるのを知ったら、さぞかしショックを受けることだろう。

1809年の今日( #OnThisDay )に生まれたリンカーン大統領、誕生日おめでとうございます。

ここで少し歴史の授業だ。共和党が初めて生まれたのは1850年代で、その政策はアメリカで初めて導入された所得税も含め、現在の民主党により近いものだったのだ。

しかし、20世紀初めには変化が起こり始めた。共和党は特に関税の問題をめぐって、ますます分裂するようになった。そして、大恐慌が起きた時、共和党のハーバート・フーバー大統領は恐慌で苦しむ人たちに政府として資金援助することを拒んだのだ。一方、その後継の民主党のフランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領は貧しい人たちを援助し、ニューディール政策を通じて、経済により多くの規制を設けた。この時、民主党の左傾化が始まったのだ。そして、共和党は公民権運動に反対し、反共主義者の恐怖を利用するなど一気に右傾化した

保守系雑誌「ナショナル・レビュー」の創設者であるウィリアム・フランク・バックリー・ジュニア氏はこの時の共和党を「歴史の流れに逆らい、止まれと叫んでいる」と述べた。1960年代に共和党が人種平等政策に激しく反対するようになると、まだ党に残っていた多くの進歩的な政治家が党を離れてしまった。   

このため、共和党が「偉大なリンカーン大統領、誕生日おめでとう」といったようなことを言う時は、今の共和党が激しく反対する、いくつかのリンカーン時代の共和党の政策に注目すべきだ。

連邦所得税

1861年に、リンカーンはアメリカ初となる所得税の導入を承認した。一方、今日の共和党は、税金を低く、少なくしようと必死になっている。

鉄道の拡大

リンカーンは1862年、鉄道を西部に拡大するため、政府が資金を提供する太平洋鉄道法に署名した。一方、今日の共和党は、予定されているアムトラックの高速鉄道の民営化に必死で、2015年は国営の高速道路への資金提供を目指す議会の努力を停滞させた。

公衆教育のための財政支援

リンカーンは1862年、各州に公有地を与え、それを売った資金を古い大学に使ったり、新しい大学を創立したりすることができる新しい法案に署名した。しかし、今日の共和党は、高等教育向けの財源を削減する法案に賛成、バラク・オバマ大統領のコミュニティ・カレッジを無料にする計画など、大学の学費を下げるための試みを阻んできた。

大統領権限の拡大

今の共和党は、オバマ大統領が大統領の権限を乱用しているとよく批判している。大統領令を使い、オバマ大統領は銃規制移民改革、連邦職員の有給病気休暇を導入。LGBTの労働者を守るように指示を出した。しかし、行政府の権限権限を拡大させ、活動的な連邦政府を動かしていた大統領は他にもいた。誰だろうか?そう、リンカーンだ。実は、ヴァージニア大学のミラー・センターはリンカーンのことを「歴史上、最も行動主義者として知られる大統領」と呼んでいるのだ。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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