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【難民危機】私たちを北へ行かせてくれ。ギリシャ国境で足止めされた難民たちは訴える(画像集)

2016年03月08日 20時13分 JST | 更新 2016年03月08日 20時13分 JST

ギリシャにある一時滞在キャンプでは、人口の過密が大きな問題になっている。

今、ギリシャで多くの移民や難民たちが足止めされている。

2月24日にバルカン半島諸国がウィーンで緊急会合を開き、国境規制の強化で合意したのが大きな原因だ。

ヨーロッパ北部を目指して、アフリカや中東から数千人の移民や難民が毎日ギリシャに流れ込んでいるが、ギリシャからマケドニアに入国できた人はわずかだ。国連は「ヨーロッパが自らが招いた人道的危機に瀕している」と警告した。

現在3万人ほどの移民・難民がギリシャに足止めされており、そのうち1万2000人が一時滞在キャンプにいるとロイターは伝えている。

移民・難民の数が膨れ上がり、ギリシャは社会的・経済的危機に直面している。大きな問題は、急速に進む食糧不足と過密状態にある一時滞在キャンプで高まる緊張だ。国境がほぼ完全に閉鎖されていることに抗議して、移民と難民は毎日反対デモをしているのだ。

ギリシャのツィプラス首相は、ギリシャには自力で危機を乗り切る能力がないことを改めて主張。「ギリシャやその他の国を、魂を持った人々を閉じ込める場所にしてはいけません。私たちは今、ヨーロッパの未来にとって重大な局面にいます」と発言している

ギリシャとマケドニア国境近くにあるフェンスの後ろに立つ男性

ギリシャに足止めされている人々の多くはアフガニスタン人だ。バルカン半島諸国は最近まで、シリア、イラク、アフガニスタンから来た難民の国境通過を許可していた。しかし規制後は、アフガニスタン人は経済的移民と見なされ、入国を拒否されるようになった。

子供たちを乗せたベビーカーを押しながら、ギリシャとマケドニアの国境を渡る女性。

ドナルド・トゥスク欧州理事会議長は、ヨーロッパに入ってこようとしている人たち、特に経済移民に対して移動を控えるように強く呼びかけている。 

「どこの国から来たかに関係なく、違法な経済移民でなるかもしれない全ての人々に訴えたい。ヨーロッパに来てはいけません。密入国請負業者を信じてはいけません。あなた方の命とお金を危険にさらすことになります」とトゥスク氏は訴えた

2016年になってから、すでに約13万1000人の移民・難民がヨーロッパにやってきた。そのうち12万人近くがギリシャからの流入だ。そして2016年だけで、数百人が旅の途中で亡くなったり行方不明になったりしている。

  • LOUISA GOULIAMAKI/Getty Images
    ギリシャ北部のイドメニ村近くにある、ギリシャとマケドニア国境にある簡易宿泊所。女性が子供を連れて歩いている。新しい国境規制の下ではほとんどの人が国境通過が許されない。しかしそれでも、多くの移民や難民が国境へ向けて旅を続けている。3月3日撮影。
  • LOUISA GOULIAMAKI/Getty Images
    イラクから来たヤジディ教徒の人々。わずかな身の回りの品を抱え、簡易宿泊所に到着した。
  • Dan Kitwood/Getty Images
    平原を歩いてギリシャとマケドニアの国境に向かう難民の家族。
  • Vadim Ghirda/ASSOCIATED PRESS
    車椅子に乗り、ギリシャ・マケドニア国境に向かう高齢の女性。
  • Dan Kitwood/Getty Images
    \n体の不自由な子供を抱え、ギリシャとマケドニアの国境を渡るために待つ女性。2016年3月3日撮影。
  • Awakening/Getty Images
    イドメニで、マケドニアに入国するのを待つ大勢の移民。2016年3月2日撮影。
  • Dan Kitwood/Getty Images
    ギリシャ・マケドニア国境で、登録書類のために並ぶ人々。3月3日撮影。
  • Visar Kryeziu/ASSOCIATED PRESS
    マケドニアに入国するため、ギリシャで待つ難民。マケドニアの町ゲヴゲリヤはもうすぐ目の前にある。3月3日撮影。
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    イドメニにある簡易滞在所。テントの奥からは煙が立ち上っている。
  • Vassilis Ververidis/Motion Team/ASSOCIATED PRESS
    キャンプの過密によって緊張が高まり、物資が不足している。
  • Dan Kitwood/Getty Images
    数千人の子供たちが、国境で足止めを食らっている。3月3日撮影。
  • LOUISA GOULIAMAKI/Getty Images
    ギリシャとマケドニア国境に立つ幼い子供。3月3日撮影。
  • LOUISA GOULIAMAKI/Getty Images
    木を運びながらイドメニの簡易滞在所に向かう年配の女性。
  • LOUISA GOULIAMAKI/AFP/Getty Images
    イドメニの簡易収容所で、肩車をしてもらいながら「国境を開けろ」と書いた紙を掲げる子供。国境近くで足止めされている移民・難民たちは、毎日のようにデモ活動をして絶望的な状況を訴えている。\n
  • Petros Giannakouris/ASSOCIATED PRESS
    イドメニで抗議活動をする難民や移民たち。鉄道の線路をふさいでいる。2月28日に撮影。
  • LOUISA GOULIAMAKI/Getty Images
    人でごった返すイドメニの簡易宿泊所で、ミルクを待つ移民の子供。国境が通過できないため人口が増え、急速な食糧不足に陥っている。
  • Dan Kitwood/Getty Images
    イドメニを通過する電車を目の前にして、警察官の前に座る幼い男の子。
  • SAKIS MITROLIDIS/Getty Images
    線路の上を歩く一人の子供。
  • Vadim Ghirda/ASSOCIATED PRESS
    ギリシャとマケドニア国境近くの線路上で、転んでしまった子供。
  • Vadim Ghirda/ASSOCIATED PRESS
    ギリシャ・マケドニア国境に張られた有刺鉄線のそばに座る男性。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

▼関連スライドショー(写真をクリック)▼

ギリシャ・マケドニア国境のデモ

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