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【クラリティ フューエル セル】ホンダの燃料電池車がデビュー。トヨタの「ミライ」との違いは?

2016年03月10日 01時01分 JST | 更新 2016年03月10日 01時08分 JST
Kenji Ando

ホンダは3月10日、燃料電池車の「クラリティ・フューエル・セル」のリース販売を開始した。燃料電池車は水素と酸素の化学反応で発電して走行するため、排出するのは水蒸気のみ。地球温暖化の原因となるCO2は全く出ないのが特徴だ。

燃料電池車はトヨタの取り組みが先行しており、2014年12月に世界初の量産車である「ミライ」を発売している。ホンダは2008年から「FCXクラリティ」という燃料自動車をリース販売していたが、今回はリース販売だけでなく初の一般販売もする予定だ。日本の自動車メーカー大手2社が、燃料電池車の普及に向けてしのぎを削る構図が出来上がった。

10日の発表会でホンダの八郷隆弘社長は「水素はさまざまなエネルギー源から製造ができ、輸送や貯蔵にも適しています。したがって、燃料電池自動車はガソリン車に置き換わるモビリティとして有望であり、気候変動に関わる課第にも応えることができると考えています」と、あいさつした。

今後は積極的な採用で、2030年をめどにホンダの4輪商品ラインナップの3分の2を燃料電池車やハイブリッド車に置き換えることを目指すという。

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2015年10月の東京モーターショーで展示された「クラリティ フューエル セル」


■トヨタの「ミライ」との違いは?

クラリティは先行するミライに対抗するため、随所で差別化を計っている。ミライでは燃料電池を床下に設置していたが、クラリティでは小型化した燃料電池をして、ボンネットに収納した。居住空間が広がり、ミライが4人乗りのところをクラリティは5人乗りとなった。

また、ミライの場合は、水素を一回充填した際の走行距離は650キロだが、ホンダの新型車は750キロと上回っている。

価格面でもクラリティが有利だ。税込みで766万円と高価だが、国の補助金が208万円出るので、実質的には558万円だ。ミライは723万6000円だが、実質的には約522万円。約40万円の差がある。

ただし、ミライと違って一般販売はまだ先になる見込みだ。2015年度内は、自治体や企業を中心にリース販売を行って意見、要望を収集。その後、個人への販売も行う予定だが時期は未定となっている。

honda clarity fuel cell

2015年10月の東京モーターショーで展示された「クラリティ フューエル セル」

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