北朝鮮は3月18日、午前5時55分頃、西部のピョンアン南道から日本海に向けて、弾道ミサイル1発を発射した。NHKニュースなどが報じた。
聯合ニュースによると、ミサイルは約800キロ飛行し、日本海に着弾した。韓国軍は飛行距離から中距離ミサイル「ノドン」と推定しているという。
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北朝鮮は3日にロケット弾とみられる6発を日本海に向けて発射したほか、10日にもスカッドミサイルとみられる短距離弾道ミサイル2発を日本海に発射している。防衛省では、中谷防衛大臣や河野統合幕僚長ら幹部が集まり、日本への影響がないかなどについて確認を進めている。
安倍首相は午前7時すぎ、記者団に対し「けさ北朝鮮から弾道ミサイルが発射された。直ちに情報収集、安全の確認、国民への情報提供を指示した。今のところ被害の発生は確認されていない」と述べた。
■ノドンとは
「ノドン」は、北朝鮮が1990年代までに開発した中距離弾道ミサイル。射程が1300キロで、日本のほぼ全域が入るとみられる。
北朝鮮は、ノドンをおよそ200基を実戦配備しているとされ、2006年7月と2009年7月に、北朝鮮南東部のキッテリョン(旗対嶺)から日本海に向かってノドンとみられる弾道ミサイルを発射しました。また、2014年3月には、ピョンヤンの北のスクチョン(粛川)からノドンとみられる弾道ミサイルを日本海に向けて発射しました。
(北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射 日本海に着弾 NHKニュースより 2016/03/18 07:39)
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