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夏樹静子さん死去 「蒸発」「Wの悲劇」などの推理小説作家

2016年03月20日 23時04分 JST | 更新 2016年03月20日 23時13分 JST
時事通信社

「蒸発」「Wの悲劇」などの推理小説で知られる作家の夏樹静子(なつき・しずこ、本名:出光静子)さんが3月19日午前3時10分、心不全のため福岡市内で死去した。77歳だった。朝日新聞デジタルなどが報じた。

夏樹さんはトリック構成と女性心理や母性本能の微妙な描写に優れた本格派作家。湖畔の別荘で起きた殺人事件を描く1982年の「Wの悲劇」はエラリー・クイーンの三部作を意識した野心的な試みだと評されている。現代の社会問題を採り入れた社会派ミステリーで多くのファンを魅了。著作は100冊を超えている

NHKニュースなどによると夏樹さんは1938年、東京生まれ。慶応大学英文科卒業。学生時代から推理小説を執筆、1957年にNHKテレビの推理番組「私だけが知っている」の脚本などを手がけた。1959年の「すれ違った死」が江戸川乱歩賞候補となり、本格的な活動を開始した。

1973年に「蒸発」で日本推理作家協会賞。1989年に「第三の女」が仏訳されてロマン・アバンチュール賞(犯罪小説大賞。2006年に日本ミステリー文学大賞を受賞した

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