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「日本酒イベントを中止しろ」韓国の市民団体がソウルで抗議 理由は?

2016年03月26日 15時38分 JST | 更新 2016年03月26日 15時38分 JST

韓国の複数の市民団体が3月25日、ソウルにある日本大使館の関連施設の前で記者会見を開き、日本大使館の共催で26日からソウル市内で開かれる日本酒イベントの開催を中止するよう訴えた。イベントに参加する日本酒メーカーの中に宮城県や栃木県の酒造が含まれており、福島第一原発の事故を踏まえると「汚染被害が完全に収束していない地域の米と水でつくった酒の安全性を憂慮せざるを得ない」というのが理由だという。聯合ニュースなどが報じた。

このイベントは、韓国地酒輸入業協会中央会が主催する「ソウル酒フェスティバル2016」。日本から日本酒の蔵元約100社が参加し、400種類以上の日本酒の試飲ができるもので、海外で開かれる日本酒イベントとしては過去最大規模となる。

抗議したのは、市民放射能監視センターや環境運動連合など11の市民団体。「韓国政府は、2013年9月から福島など8県の水産物の輸入を禁止している」としたうえで、「今回のイベントに参加は、この8県のうち、宮城・岩手・茨城・群馬・栃木にある醸造会社7社が参加する。(放射性物質の)汚染被害が完全に収束していない地域の米と水で作った酒の安全性に、懸念がないとはいえない」と主張した

これに対し、日本大使館は「イベントで提供されているすべての日本酒は、日本と韓国で放射性物質の検査と検疫手続きを経たもの」と反論。「(市民団体が問題視する)7社の日本酒も、すでに韓国で流通している製品」として、予定通りイベントを行う考えを示した。