ISが破壊したパルミラ遺跡は、今こうなっている。ドローンが捉えた(動画)

動画を見る限りでは、円形劇場や列柱道路など遺跡の一部は残っているようだ。

シリアのアサド政権軍は3月27日、過激派組織「イスラム国」(IS)の支配下にあった中部パルミラを完全に制圧したと発表した。共同通信などが伝えた。ISの撤退後、現在のパルミラの様子をドローンで捉えた映像がYoutubeで公開されている。

パルミラは世界文化遺産に登録された古代遺跡で知られる。イスラム教成立以前の多神教文化を否定するISは、ベル神殿やバールシャミン神殿など多神教関連の主要な遺構を破壊した。古代ローマ時代に建てられた2つの神殿・凱旋門・墓などは、修復が不可能なほど破壊されているという。

動画を見る限りでは円形劇場や列柱道路など、一部の遺跡は残っているようだ。アサド政権はユネスコと協力して遺跡の修復を進めたい考えだ。

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