【藤田菜七子騎手】初勝利のゼッケン盗まれる。51歳男が母親と出頭

浦和競馬場で、騎手など関係者以外は立ち入りが禁止されている敷地に侵入したとして建造物侵入の疑いが持たれている。
時事通信社

日本中央競馬会に所属する16年ぶりの女性騎手、藤田菜七子騎手(18)が3月24日、浦和競馬場で初勝利をした直後にサイン入りゼッケンが盗まれた

この事件に関して、埼玉県警は3月28日、横浜市の職業不詳、前仲孝樹容疑者(51)を建造物侵入容疑で逮捕した。前仲容疑者はゼッケンを持ち、母親に付き添われて浦和署に出頭したという。毎日新聞などが報じた。

前仲容疑者は3月24日、さいたま市の浦和競馬場で、騎手など関係者以外は立ち入りが禁止されている敷地に侵入したとして建造物侵入の疑いが持たれている。この日、藤田騎手は浦和第3レースで初勝利を挙げた際に、勝ち馬の「アスキーコード」が着用していたゼッケンがレース後になくなったことから、警察が窃盗事件として捜査していた

藤田菜七子騎手が乗るアスキーコード、背中にある「1」のゼッケンが盗まれた(3月24日撮影)

スポニチは関係者の話として、前仲容疑者が出頭時に持参したゼッケンの数字は「1」で、藤田騎手のものとみられるサインが入っていたと伝えた。浦和署はサインが藤田騎手本人のものかどうかを調べるという。

テレ朝ニュースによると、前仲容疑者は取り調べに対し「関係者を装って藤田騎手にサインをもらうために入った」と供述しており、警察は今後、窃盗の疑いでも捜査するという。

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