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中高生の英語力、都道府県別に公表 上位自治体の工夫は?

2016年04月04日 20時15分 JST | 更新 2016年04月04日 20時49分 JST
imagenavi via Getty Images
Students at chalkboard

全国の公立中学校と公立高校と各3年生のうち、政府が掲げる目標レベルに達している生徒の割合が最も高かったのは、中学校は千葉県の52.1%、高校が群馬県の49.4%だったことが、文部科学省が4月4日に公表した2015年度の「英語教育実施状況調査」で明らかになった。生徒の英語力に関する都道府県別データの公表は初めてで、上位と下位に大きな差が出た。

調査は、中3は「英検3級以上を取得、または3級以上相当の英語力がある生徒の割合」、高3は「英検準2級以上を取得、または英検準2級以上相当の英語力がある生徒の割合」を各学校に聞いた。政府は、この割合を2017年度までに50%とする目標を掲げているが、調査結果では目標レベルを達成した生徒の割合は全国平均で、中学が36.6%(前年度34.6%)、高校が34.3%(同31.9%)にとどまった。

時事通信ニュースは次のように伝えた。

中学はトップが千葉(52.1%)。以下、秋田(48.6%)、東京(47.9%)、石川(47.8%)と続いた。高校(英語教育を主とする学科の生徒を除く)は群馬(49.4%)、千葉(45.5%)、福井(42.5%)、兵庫(41.5%)の順となった。

一方、20%台にとどまったのが中学で8道府県、高校で11道府県に上った。文科省によると、上位の自治体では「読む、聞く、話す、書く」の4技能ごとに学習到達目標を段階別に設定してコミュニケーションをする授業を増やし、教員にも研修をするなどの取り組みが充実していたという。
 
英語力、都道府県で大差=目標達成3割-文科省調査:時事ドットコムより 2016/04/04 17:07)

上位には、英検などの外部試験の受験を積極的に勧めたり、指導法に関する教員研修を増やしたりしている自治体が目立った。産経ニュースによると、中高ともに好成績だった千葉県では、2015年度から英検より試験時間が短い「英検IBA」の全校受験を導入。県教委は「生徒はIBAを通じて自らの英語レベルを把握することができ、さらに上を目指そうという勉強への動機付けにもつながっている」と説明しているという。

政府は英語教員にも英検準1級以上か、それに相当する資格の取得を求めており、今回の調査では、割合は中学が全国平均30.2%(前年度比1.4ポイント増)、高校が同57.3%(同1.9ポイント増)だった。