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『放送法遵守を求める視聴者の会』をTBSが批判 「民主主義に対する重大な挑戦」

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(イメージ画像)東京都港区赤坂にあるTBS放送センター。東京放送ホールディングス(TBS-HD)の本社。通称「ビッグハット」。中央には同社のロゴとシンボルマーク(ジ〜ン)や、TBSテレビが中継する2013年世界陸上競技選手権大会(世界陸上モスクワ2013)の広告が掲げられている。 | Wikimedia
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テレビ報道を検証する任意団体「放送法遵守を求める視聴者の会」がTBSの番組スポンサーへの圧力を呼びかけているとして、同社は4月6日、「表現の自由、ひいては民主主義に対する重大な挑戦で、看過できない」とする声明を出した。

弊社は、少数派を含めた多様な意見を紹介し、権力に行き過ぎがないかをチェックするという報道機関の使命を認識し、自律的に公平・公正な番組作りを行っております。放送法に違反しているとはまったく考えておりません。

今般、「放送法遵守を求める視聴者の会」が見解の相違を理由に弊社番組のスポンサーに圧力をかけるなどと公言していることは、表現の自由、ひいては民主主義に対する重大な挑戦であり、看過できない行為であると言わざるを得ません。

弊社は、今後も放送法を遵守し、国民の知る権利に応えるとともに、愛される番組作りに、一層努力を傾けて参ります。

TBSテレビ「弊社スポンサーへの圧力を公言した団体の声明について」より 2016/04/06)

■「放送法遵守を求める視聴者の会」とは?

「放送法遵守を求める視聴者の会」はテレビ報道を検証している任意団体。同団体の公式サイトによると「国民主権に基づく民主主義のもと、政治について国民が正しく判断できるよう、公平公正な報道を放送局に対して求め、国民の『知る権利』を守る活動を行う任意団体」としている。呼びかけ人には作曲家のすぎやまこういち氏、弁護士でタレントのケント・ギルバード氏、上智大学名誉教授の渡部昇一氏などがいる。

同団体は4月1日の記者会見で、TBSが2015年9月に放送した安保法制を扱った全番組が反対意見の報道に大半の時間を費やしていることを問題視。番組編集にあたり政治的公平性や多角的論点の明示を義務付けた放送法4条に違反すると主張した。また、スポンサーに調査報告書や提言書を送るなどの運動を検討する考えも示した

ケント・ギルバード氏は会見で「『これは憲法違反だからだめだ』ということを裏付けるコメントしか出さない」とTBSの報道姿勢を批判していた

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