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人工衛星「ひとみ」運用を断念 太陽電池パネルが分解した可能性

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HITOMI
人工衛星「ひとみ」のイメージ図 | JAXA
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月28日、通信が途絶えていた人工衛星「ひとみ」の運用を断念したことを発表した。電源の太陽電池パネルが根元から分解した可能性が高く、回復は見込めないと判断した。X線を観測してブラックホールなどの詳しい様子を調べる計画だったが、研究も停滞することになる。

ひとみ」は質量2.7トン、全長14メートルの大きさで、日本のX線天文衛星史上で最大のサイズだった。ブラックホールなどの観測を通して、宇宙の構造と進化の解明をするのを目的として、2月17日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。通信できなくなったのは3月26日午後4時40分。同日午後5時20分の時点で、アメリカの戦略軍統合宇宙運用センターが軌道近くに破片とみられる5個の物体があるのを確認していた

朝日新聞デジタルによると、JAXAの常田佐久・宇宙科学研究所長は4月28日の会見で謝罪。「人間が作業する部分に誤りがあった。それを検出できなかった我々の全体のシステムにより大きな問題があった」と述べた。

X線を観測して宇宙の成り立ちを探るX線天文学は日本のお家芸とされ、ひとみは6代目の衛星。アメリカなどとの共同開発で、日本は打ち上げ費を含め約310億円を負担していた。

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