安田純平さん、解放されたスペイン記者と一緒に拘束か シリアで行方不明のまま

スペインのメディアは、シリアで拘束され、その後解放された3人のスペイン人ジャーナリストと、フリージャーナリストの安田純平さんが一時期、同じ場所で拘束されていたと報じた。

内戦下のシリアで武装組織に拉致されて5月7日に解放されたスペイン人記者3人が、10カ月にわたる拘束期間中の一時期、日本人フリージャーナリストの安田純平さん(42)と同じ場所にいたと、スペインの通信社エウロパ・プレスが8日、報じた

情報源は明らかにしていない。毎日新聞は次のように報じた。

報道によると、記者3人はシリア北部アレッポにいた昨年7月12日を最後に、行方が分からなくなった。国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」に拉致されたとみられる。拘束されたままアレッポ周辺などを転々としたが、家族に手紙を出すことやテレビでサッカーの試合を見ることが許可されることもあったという。

シリア:スペイン人記者解放「安田さんと同じ場所で拘束」 - 毎日新聞より 2016/05/09 10:58)

8日、スペイン・マドリード郊外の空軍基地で、シリアで解放された後に帰国したスペイン人記者3人

安田さんは2015年6月下旬にトルコ南部からシリアに入国したが、当初予定の7月中旬を過ぎても帰国しなかった。拘束しているのはヌスラ戦線だと主張するシリア人男性が3月、安田さんとみられる映像をFacebookに投稿した

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