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ALS患者、厚労委に出席できず 「差別することなく意見を聞いて」

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メッセージを代読した「日本ALS協会」の金沢公明・常務理事 | 衆議院厚生労働委員会
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5月10日の衆院厚生労働委員会で、当初予定されていた難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者の出席が実現しなかった。委員会側から「コミュニケーションに時間がかかる」などとして断られていた。11日、NHKなどが報じた。

10日の質疑には、一般社団法人「日本ALS協会」の金沢公明・常務理事が代わりに出席。「福祉に最も理解ある厚労委員会で、障害があることで排除されたことは深刻な国のありさまを示している」などとする男性のメッセージを代読した

当初、委員会に出席する予定だったALS患者の岡部宏生さんは、テレ朝newsに対し、当事者なのに「差別をすることなく、広く意見を聞いてほしい」などと以下のようにコメントした。

岡部さんは「参考人として障害者総合支援法のことは、自分は当事者としてピッタリなのに拒絶されて大変ショックなことなので、どうしても対応を変えてもらいたい。差別をすることなく、広く意見を聞いてほしい」と話した。

【報ステ】ALS患者が参考人出席できずより 2016/05/11 23:30)

出席が実現しなかった理由について、自民党側は「他の法案の審議との関係で、出席を提案した民進党が(呼ばないことに)方針を変えた」と説明した。民進党側は「参考人として呼ぶと、やりとりに時間がかかるとの指摘が自民党からあり、他の法案と取引する話ではないので別の人に来てもらうことにした」としている。朝日新聞デジタルが報じた。

11日、障害者総合支援法などの改正案は委員会で可決された。この法案は会話ができない難病患者がコミュニケーションを図りやすくするための施策などが盛り込まれている。