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舛添要一知事「厳しいご指摘受け止めたい」連発 都議会の集中審議【発言詳報】

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【要点】
・木更津のホテルで会っていたとする「出版社の社長」の素性は「政治家としての信義」のため、明らかにせず。舛添氏から声をかけることもせず
・質問に立った都議は「誠実に答える」「辞職すべき」「不信任案の可決」を求める
・知事は歳費の全額カットや別荘売却などの方針を繰り返し、「都政のため、都民のために働きたい」と辞任を否定
・不信任案提出の動きに対し、「可決されれば選挙になる。時期がリオ・オリンピックに重なる。2020年東京大会にとってマイナス」と、猶予を求める

舛添要一・東京都知事の政治資金私的流用疑惑を巡り、都議会の総務委員会は、6月13日午後2時30分から集中審議を開き、舛添氏と一問一答の質疑応答を繰り広げた。

ここへ来て大きな焦点となっているのが、舛添氏が家族同伴で千葉県木更津市のホテルに宿泊した際、2013年1月(領収書金額23万7755円)と2014年1月(13万3345円)に面会していたと主張する「新聞記者出身の出版社社長」だ。6月12日のフジテレビ「新報道2001」では、該当するとみられる、元新聞記者で舛添氏と交流のあった競馬関係の出版社社長が、2015年11月に死去していたとの調査結果を報じている

舛添氏は定例記者会見などで「先方の立場もあるから」と、氏名の公表を拒んだ。鈴木隆道議員(自民)らが明らかにするよう迫ったが、舛添氏は「政治の機微に関わって外に出せないというのがたくさんあります。ご出席の皆さんも政治家でありますからご理解頂けると思います」と拒んだ。公用車の私的使用や高額な海外出張についても質疑が繰り広げられた。

15日の本会議閉会日には、野党が舛添氏の不信任決議案を提出する構えを見せている。知事与党の自民党は「答弁次第」との姿勢を見せている

舛添氏は不信任案が可決され、知事選か都議会解散となった場合「選挙の時期がどうしてもリオ・オリンピックに重なります。次期開催都市でこういう選挙をリオのときにやるというのは、2020年にとってマイナス」として、猶予を求めた。

集中審議は20日も開かれる。発言の概要は以下の通り。

■鈴木隆道議員(自民)

鈴木:13時間、これだけ時間費やしているのに、誰一人知事の言葉に納得していない。説明責任が果たされていると誰も思っていない。資質を問う声が日増しに高まっている。みんな怒ってるんですよ。

自民が求めるのは2つ。知事自身が説明責任をはっきりすること。そのうえで身の処し方、けじめをつけること。弁護士の調査結果を理由に説明することから逃れることは許されない。知事自身の言葉で説明できる最後の機会になるかもしれない。通り一遍の謝罪はもうたくさんだ。真摯に明確に答えることをお約束いただけますか?

舛添:しっかりと私の言葉でお答えしたいと思います。

鈴木:まずは千葉のホテルの面談相手。都民や多くの国民が疑問だと考えているのは、ホテルで行われたという会議です。どのような調査をしたのですか。

舛添:元検事の弁護士の先生から2日間、約10時間ヒアリング受けました。その面談や会談の中身、相手の名前について問いただされました。

鈴木:出版社社長とは誰なのか注目が集まっています。亡くなっているとも報じられています。疑念は深まっています。今こそここで疑念を晴らすことが疑惑解明の出発点です。「先方の立場もあるからお答えできない」と我が党への答弁で答えた。やましくなければ誰と会ったのか明らかにしたらいかがですか。

舛添:私は政治家として国会議員として閣僚として政治の場で仕事してきました。様々な政財界マスコミ関係者と非公式な会合を重ねて参りました。これは政治の機微に関わって外に出せないというのがたくさんあります。ご出席の皆さんも政治家でありますからご理解頂けると思いますので、その方の名前を明らかにするのはご容赦願いたい。

鈴木:もういい加減にしましょうよ。国民が納得できるわけないじゃないですか。相手方に聞いて迷惑がかからないのであれば明らかにしたっていいじゃないですか。誠意有る答弁を求めます。

舛添:私は政治家の信義というものを申し上げ、その判断をいたしたわけであります。

鈴木:N響や相手も言えないということか。

舛添:先ほど申し上げた理由で明らかにできない。

鈴木:元検事の調査に名前を述べたが都議会には言えない。都議会への信義はどうやって果たすのか。明細ぐらい提出したらどうか。

舛添:私自身がその明細がついていたかどうか記憶にございません。領収書添付は義務づけられておりますから提出しました。しかし但し書きの欄がありませんでした。もし再発行いただけるならさっそく要求するようにしたいと思います。

鈴木:ホテルに再発行の指示を出すということか。

舛添:休憩時間、できるだけ早い時間に指示を出したい。

鈴木:喫茶店の件。18000円の支出がある。マスコミの報道では「覚えて居ない」とのことだが、真実はどうなのか。

舛添:7:45からだったと思いますが、早朝の勉強会を開いていた。20数名の出席者がいたので朝ご飯を出した。近くにサンドイッチの美味しいところがあるというところで30人分、600円で18000円、事前に注文して作って頂いた。

鈴木:マスコミによれば、店員は覚えて居ないといっている。領収書の宛名は空欄だったのではないかという疑念が生じる。

舛添:それが領収書のコピーを見ればおわかりになると思いますが、宛名も代金もお店の方の字で書かれています。

鈴木:事実はどういうことですか。

舛添:そういう疑念が出ておりましたので、弁護士に尋ねたら、2回ほどお電話をしたところ、こういう騒動に巻き込まれたくないと接触を断られた。そこで勉強会事務スタッフに依頼して、領収書を実際にもらってきた人に確認して、まちがいないと確認が取れたということですので、まったく何の疑いもないと思っています。

鈴木:知事の言葉を信じられるかといえば否だ。そこまで弁護士は調査しなかったのか。

舛添:いまご説明申し上げましたように、大変な騒ぎになって、弁護士のヒアリングもお断りになった。そこで私の政経塾という勉強会スタッフに連絡して領収書の存在と筆跡を確認した。事前注文も確認した。間違いはまったくない。

鈴木:都市外交について。都庁の態勢を「知事の興味のある分野に偏り、極めて異常だった」としていた。しかし興味のある分野に偏っているのは今のあなたではないか。そうした偏りと言えるのが、たびたび釘を刺してきた都市外交だ。忠告に耳を貸さず、毎週末の湯河原訪問など、都政全体への目配りを描いている。特にH26年7月の韓国訪問は、日韓関係が難しい中、総理大臣に先駆けて大統領と面会する是非など、都民から多くの疑問が寄せられた。知事がその役割を越えて一国の元首と面会する意図は何か。

舛添:様々な面でバランスを欠いていたことは心から反省し改めたい。ソウルは東京の姉妹都市。オリンピックを姉妹都市でしっかり支えていただきたいと、最初は北京に行き、次は韓国に行った。そのときに、もちろん外交は國の専管事項だが、行く前に首相官邸に行って、官邸から「それならば、首相官邸として、何とか日韓関係を良好に保ちたい」とのことで、私は現場で初めて大統領が会うか分かりませんと、わずかな時間を割いて下さったので、安倍首相のメッセージをお伝えした。高校生が修学旅行でたくさんなくなられた直後だったのでお悔やみも申し上げた。厳しいご批判をしっかり受け止めたい。

鈴木:自治体の都市外交は地域に密着したものであり、外交を補完することまで政府が求めているだろうか。違和感を禁じ得ません。ただ外務大臣のまねごとをしたかっただけじゃないんですか? 外交は一歩間違えれば国益を損なう。自らの仕事の本文をわきまえ、政府の外交に口を挟むことは現に謹んでほしい。都有地への韓国人学校建設の問題です。地元の理解が十分得られたとはいえない段階で発表したことに知事の偏りが現れている。このような状態で学校が完成しても都民が祝福するでしょうか。結果的に不幸なことになりはしないか大いに心配です。知事は我が党幹事長談話を踏まえ、都有地の活用策について、都民の声に耳を傾け、地元の理解なしに事業を進めることはないか。

舛添:ご指摘の通りでして、韓国人学校の所在する候補地の地元の理解がなければ絶対に成功しないという思いです。胸に刻みまして、協議は始めましたけど、慎重に地元の声を聞きながら、様々な要因を考えながら皆様と協議して進めたい。

鈴木:海外出張ありきで都政運営の基本を忘れていた。パフォーマンス優先の海外出張を繰り返して信用を失った。2年4カ月で9回、2億4000万円。経費をかけても成果が上がっていないと言わざるを得ない。そもそもコスト意識が欠如しているのではないか。都市外交を頭から否定するわけではないが。

大庭議員の一般答弁で、過去の出張経費を詳細に掲載するとしたが、いつするのか。米国出張の経費はいつ明らかになるのか。

舛添:過去の出張経費については、ただいま全力を挙げて精査しろと申し上げており、できしだい報告したい。

鈴木:開示項目を拡大するとも述べていた。どのように、いつから見直すのか。

舛添:それは事務方に、仕様書を出せないか、見積もり出せないか、私が今、書類がありませんのでつまびらかにしませんが、できるだけ細かく開示しろと支持を与えております。

鈴木:所信表明でとつぜん前言を翻し、あれだけこだわっていたファーストクラスとスイートルームを使用しないとした。遅きに失した判断だ。批判の沈静化を図ろうとしたのだろうが、現実、連日のように都庁は出張批判の電話が鳴り続けていると聞いている。そもそも海外出張が多すぎる、しかも成果が非常に分かりづらい。たとえばアメリカ出張では講演でPRしたことを成果としているが、それがどう都民生活の向上に貢献するのか。単なる自己満足のために英語で講演しただけではないのか。海外出張経費検討会の結果を大至急とりまとめ、抜本的な改善策を早急に公表すべきではないか。

舛添:6月末に予定していますが、これも一日も早く前倒しを、と、早急にやりたいと思っております。

鈴木:公用車の使用について。一連の騒動の発端は4月、公用車での湯河原通い発覚。危機管理上の問題まで知事の姿勢に多くの疑問点が浮かんできた。毎週末のように東京を離れ湯河原で過ごしていた。信じられない。「奥多摩よりも都庁から近い」と言いつくろい正当化しようとした。しかし事の本質から外れた言葉が都民の心に届かない。東京が震災に見舞われたらどう指揮を執るつもりだったのか。

舛添:大変厳しく受け止めたいと思っております。そのうえで、湯河原に非常無線など緊急連絡体制、移動手段整えた。危機管理監も残していた。しかし危機管理という点から大変反省しなければいけない。今後はそういうことはいっさいしないことをお約束申し上げます。

鈴木:多摩地域を軽んじる発言まで出てきた。決して許されないことですよ。知事である以上、当然強い責任と制約がある。自分を律する力が強く求められるんですよ。残念ながらその力が決定的に欠けている。

もうひとつ、公用車出湯河原に向かうとき世田谷の自宅に頻繁に立ち寄っていた。公用車使用ルールは移動元、移動場所が公務先。業務に立ち寄ることは問題ないとされている。しかし知事を乗せた公用車が世田谷から出るまでに3、4時間かかることがある。湯河原のスーパーで買い物している目撃情報もある。何軒もお店を回ったりしていたのではないかと想像しますが。

舛添:まず世田谷に立ち寄る、これは資料とりまとめて積んでいく。若干時間かかりました。湯河原につきましても、立ち寄りという間隔で買い物することがありました。しかし公用車の厳格なルール適用しなかった。こんごそういうことしないように改めたい。

鈴木:湯河原に行くときに家族は公用車に乗せたことは本当になかったか。帰るときはどうか。

舛添:私の記憶が正しければ、ほとんど一人で行っていた。来た場合はロマンスカー。しかし何度か湯河原の施設から直接公務に向かわないといけない。そういうときも家族は乗せていない。

鈴木:そのほかは一切なかったのか。

舛添:たとえば都知事として園遊会に家族と呼ばれる、それから東京にある外国大使館から、芸術鑑賞に家族同伴で招待されたときは、家族と公用車を使って都知事としての仕事であると認識した所には行っております。

鈴木:その他は一切なかったということですね。

舛添:湯河原を含めてと解釈したので、そう答弁しました。

鈴木:もし家族で便利に使ったのなら、家族を同乗させながら隠していたら、これは虚偽である。木更津のホテルの件も怪しくなってくると言わざるを得ません。また公用車の扱いで問題になるのは政務だ。知事の使い方はなんでもあり、好き放題に使っていたのが実態と言わざるを得ません。移動元、移動先が公務場所という基本ルールを徹底すること。途中で用務に立ち寄る。どう厳格に運用するのか。

舛添:政務であって行き先を公表できないときは公用車は使わない。

鈴木:政治家は通常、政務で使う車と運転手を別に用意している。舛添知事もそうすべきではなかったか。

舛添:行き先や仕事の中身を明確に出来ない場合は公用車は一切使わない。そういうことをしっかりやっていきたい。

鈴木:器用に抜け道ばかりくぐり抜けてきた態度に都民は怒っている。知事の姿勢の過ちを強く指摘する。

知事の現場視察について。知事の都政への思いや関心の薄さがにじみ出ている。知事によると2020大会の文化プログラムのために集中的に視察してきたという。これには誰も反対しない。ところが知事の目的は実際何だったか考えざるを得ない。まず年間通じてデータ取れるH26、27年度、知事の視察会数は何回で、美術館、博物館は何回だったか。

政策企画局長:H26年度は118回中、文化施設27回、H27年度は48回、うち文化施設36回。75%です。

鈴木:偏重ぶりがよく見て取れます。75%は驚くべき数字ですよ。都政の課題があたかもそれしかないようじゃないか。知事がつぶさに見ていたのは都政の現場ではなく美術品だった。知事はこの割合を見てどう感じますか。

舛添:2年目につきましては極めてバランスを欠いた数字だと思っています。集中的に文化プログラムに当たりたいという気持ちがあった。言い訳のしようがない。深く反省し改めたい。

鈴木:この視察は知事の趣味だったと思っています。同時に知事が他の都政に興味を失ったと思えてならない。こんなに頻繁に美術館に視察に行く必要があったのか。

舛添:バランスを欠いていた。相手方、随行職員、そういう皆さんに大変ご迷惑をかけております。今後はしっかり反省し改めて参ります。

鈴木:もう一つ申し上げたい。6/3の会見でネットオークションで、通常7万円を7000円で手に入れたと得意げにおっしゃっていた。しかし金額の多寡は芸術の価値でない。知事の芸術へのこだわりは財テクだと言われてもしかたない。ブロードウェー構想も単なる思いつきではないかと極めて疑問です。文化行政への過剰な口出しは控えてほしいと願ってしまう。東京という都市全体の文化的素養、魅力を向上させることのはず。目立つからみえを晴れるからと都知事をされてはたまったものではない。都議会と緊密な意見交換もせず、やれ海外出張と好き勝手にやっていた結果だ。

知事は給与カット条例案を議会に上程したそうだが、初めて身銭を切る在任中50%カットだと報じられた。役所に相談することなく決断したらどうか。

舛添:私は役所に相談することでなく、私自ら決断したいと思っていますので、その具体的な内容についてはしばらくお時間いただければ。

鈴木:最後に知事はこの貴重な機会に説明責任を十分に果たしたとお考えか。

舛添:私は鈴木議員に真摯に説明したと思っております。

鈴木:いくつか新たな事実が明らかになったと思っています。疑惑が晴れたというまでにはまるで至っていない。極めて残念。ことの深刻さや都民の気持ちがまだわかっていないのではないか。置かれた立場を認識し、誠実に答えることを強く求めたい。

■松葉多美子議員(公明)

松葉:まず美術品について。政治資金で大量の美術品を購入している。公明党は資産隠しと指摘した。106点の美術品は知事が代表を務める3政治団体が政治資金で購入している。新党改革支部が計56万円、グローバルネットワークは244万円、泰山会は14万円。総計314万円となります。知事は解散した2団体の美術品は泰山会が所有していると答弁した。どういう理由か証拠も含めて。

舛添:私物化する気はない。資産として引き継いだ。解散経緯と泰山会発足に伴い、きちんと明記されていると思っています。

松葉:政治資金の資料として購入したというのを、いま「資産」とおっしゃったのは重要だ。美術品を海外からの来客に見せたり、重要な物と考えているのだと思う。泰山会のH26年収支報告書に、もらいうけた記載がないがなぜか。

舛添:まず表現の問題ですが、私が個人の資産として私物化していないという意味ですので、不適切であれば資料となおしたい。いまここに報告書がないので資料要求にお答えしたい。

松葉:いまお手元にあると思うが。

舛添:いま私はそれを見ていませんので、見たうえできちんと返答したい。

舛添:いま資料を頂きましたので、どのページのことか。

松葉:7/31に寄付があった40万円と45万円の記載。これは何の記載ですか。

舛添:これは車を持っていて、その車をそのまま寄付した。金額化して書いたものです。

松葉:美術品、泰山会はどこにも記載がない。どういうことか。

舛添:私が理解するところによりますれば、資料代として計上していました。値段が上がったのか下がったのかも分かりません。従ってこのすべてを私物化しないで、いま私の持っている政治団体にそのまま引き継がしていただいたという認識です。

松葉:自動車は記載するのに美術品は記載しないのはまったく矛盾です。巨額なものです。無償であれ5万円を越えるものは個別に記載しなければならない。なぜ資産価値のある美術品は記載しないのか。

舛添:これにつきましては資料代として計上しております。車のように減価償却でいくらという明確な数字が出ません。減額しているかもしれないし価値が分からない。その意味で資料代として計上しましたので、この資産という感覚ではなく、そのまま引き継いだと言うことです。もし私の認識が間違っているなら、また是正するか考えたい。

松葉:価格は美術年鑑を見ればわかります。記載していないのは政治資金規正法が禁じている不記載に相当します。これこそ明白な資産隠しです。美術品の中には30万円を越えるものもあります。資料ではなく資産です。このことは強く申し上げておきます。

知事は5/13の会見で「国際交流で使う物とコレクションとは明確に分けている」「外国のプレゼントとして使う」と述べた。政治資金で購入した美術品のうちどれだけプレゼントに使用したか。

舛添:まず政治資金で購入した美術品を転売することは一切していない。それから公務でこられた方には公務で購入した浮世絵を渡すが、何点渡したか覚えて居ないが、基本は外国の方にプレゼントしたことは何度かある。

松葉:知事は「信じてもらうしかない」と答弁した。であれば実際に存在するのか確認しないといけない。保管場所に行くので見せてくれるか。

舛添:大半が都庁においてございます。そうでないものは泰山会事務所にあります。どうぞごらんいただきたいと思います。

松葉:いつ見せていただけますか。

舛添:それは今、一覧表をお求めになりましたので、状況が整えば、いつでもやりたい。

松葉:これは疑惑のあることです。不記載の疑惑もあるので、譲渡・転売の有無も含めて、その目で見させていただきます。20日の集中審議までに見せていただけますか。

舛添:その方向で準備したい。

松葉:組織対策費関連。新党改革代表当時の支出について。舛添氏にH24・1122に300万、12・18に100万、など、計800万円が支出されている。これだけの大金が一個人に支出されたにもかかわらず、一切記載されていません。東京都選管のマニュアルとだいぶ異なっていると思うが。

選管事務局長:新党改革については、都選管に提出されていない。

松葉:認識を答えてください。

選管事務局長:認識といわれても、そのものを見ていませんので、答えられません。

松葉:マニュアル記載例を見ると、組織活動費はかなり細かく記載することになっている。1000万円の支出を報告しないでいいはずがない。知事は「領収書は提出が求められていない」と答弁した。法が領収書の保存を求めていなくても、領収書を提示して都民に説明すべきだ。報告書によると、知事は当時、政治家との折衝を重ねていた。政治家に対し領収書のいらないお金を渡していたわけではないですよね? 知事にH24年の800万、h25年の250万の領収書を提出していただきたい。

舛添:政党幹部として、他党の政治家との折衝など、組織対策費として頂きました。領収書は保存しないでいいということですので保存しておりません。

松葉:まったく納得できません。弁護士にどのような説明をしたのか。

舛添:政治の世界は非公式な折衝もございます。様々な食事したり会合したりします。私が着服したことは一切ございません。

松葉:当時の会計報告責任者と、事務担当者の参考人招致を求めます。→理事会へ

次に借入金について。H23・12・7にグローバルネットワークから返済を受けている。いつどのような理由で貸し付けたのか。

舛添:手元に詳細な資料がないので、きちんと調べた上で、改めて後日お答えしたいと思います。

松葉:知事への借入金返済については疑問が残る。客観的な書類があるかないか。グローバルネットワーク研究会の余剰金が1218万1736円あるが、ここから新党改革に寄付900万円。余剰金300万発生するが、これを借入金返済の名目でお金を得たのではないか。この借入金がいついったいどのような理由で貸し付けたのか。そうであるなら、お金の貸し借りを法人と個人でする場合は金銭消費貸借契約書があるのか。

舛添:先ほど申し上げましたように、正しい資料を出したいので、お時間をいただきたいと思います。

松葉:湯河原への公用車使用問題について。代表質問で公明党が独自調査では、大雨警報や震度4以上の地震の日時、重ね合わせて見えてきたのは知事の危機管理の甘さと責任感の欠如です。鬼怒川の決壊のときも、都の職員の皆さんは支援活動に奔走する中、都内でも一部に避難勧告が出た。しかしこんなときも湯河原に公用車で出発していた。災害の状況を知らなかったのか。

舛添:ご指摘、厳しく胸に響く物がございます。私は警報その他存じ上げなかったことはございません。しかるべき対応するように、連絡体制取りながらやっていました。1週間の仕事の整理と翌週の準備、温泉療養でした。しかし二度とこういうことはいたしません。

松葉:被災地に都職員が入っているのに別荘に入っていること自体、責任をまっとうしているとお考えか。

舛添:深く反省したい。

松葉:熊本地震は知事の耳にも入ったはずだ。しかし帰国日も翌日も都庁に来なかった。東京の知事としてあまりにも責任感がないと断じておきたい。3月の予算特別委で私は福島訪問を要請した。公明党は震災被災地に訪問すべきだと代表、一般質問で訴えてきた。この2年間、知事は1回も震災被災地をしていません。知事はこういった。「就任以来、なかなか時間が取れずに参ることができませんでした」しかし、その後、分かりました。知事はその間、湯河原の別荘に49回、公用車で行っていた。私は大変驚き、憤った。知事は時間が取れなかったのではなく、最初から行く気がなかったのだと私は思いました。震災からの復興の姿を世界中の人に見て頂くオリンピックです。復興五輪と位置づけた2020年です。舛添知事は復興五輪を語る資格はありません。2020年五輪を語る資格がないということだ。辞職すべきです。終わります。

■曽根肇議員(共産)

曽根:知事は正月の家族費用をこともあろうに会議費用と記載し、虚偽記載と指摘されている。道義的にとどまらず法的責任が問われている。最初の説明から調査後、千葉のホテルの会議は社長との面談に変わっていた。中身も時間も替わっていた。参加者は「事務所関係者ら」から「出版社社長」ただ一人になり、内容も会議から面談に変わった。目的も「公約の最後の詰め」から「出馬の相談」へ、時間も「昼間に相当」から「1時間程度」に変わった。どうしてこんなに変わってしまったのか。

舛添:まず出版社社長は非常に親しい、ほぼ事務所関係者とみていた。しかし「ら」と行ってしまったのは非常に反省している。会議の内容は面談も会議もほとんど変わらないと思っている。目的は公約の最後の詰めも出馬の相談もやりました。昼間に相当やった記憶というのはその通りで、しっかり思い浮かべてみると1時間程度だったなと。

曽根:のっけからですが、包み隠さず答えてください。2014年1月の面談。出版社社長には、誰がいつホテルに来てくれと行ったんですか。

舛添:どういう形で連絡したかつぶさに覚えておりません。

曽根:連絡方法はどういう方法?

舛添:まったくどういうふうにやったか記憶にありません。

曽根:知事の相談者はどういう交通手段で来られましたか?

舛添:それも私は尋ねておりません。

曽根:正月に世話になった社長さんを呼んでおいて、どういう方法できたのかも分からない。交通費は支払ってないのか。

舛添:友人でありますので、交通費をこちらが払うことはないと思います。

曽根:お願いしてわざわざ来てもらって交通費も払わないとは信じられない。どういう服装で来たか。

舛添:細かく覚えておりませんがラフな格好できたと思っています。

曽根:面談は元旦なのか2日なのか、何時から何時までか。

舛添:1月2日だったと記憶しています。こまかい時間は記憶していませんが昼間だったと。

曽根:ご家族のチェックインとチェックアウトは何時でしたか。

舛添:これも正確に覚えていませんが、元旦にチェックイン、3日のチェックアウトの限度までに出たと記憶しています。

曽根:私は2014年1月の都知事選出馬の面談について聞いています。そうすると日付は何日の何時ごろでしたか。

舛添:大変失礼しました。2年目ですね。それは元旦の午後だと思っております。

曽根:改めてチェックインとチェックアウトの時間は。

舛添:これも正確な時間は覚えておりませんが、それぞれ限度時間に合わせたと思っております。

曽根:木更津は3時チェックイン、翌朝10時チェックアウト。すると到着後すぐ。どのホテルも宿泊者以外は簡単に部屋には入れない。どなたかフロントに迎えに行ったのでは。

舛添:極めて微妙な時期で、できるだけ目立ちたくないと、誰も迎えにいかなかったと記憶しています。

曽根:ルームサービスのコーヒーとか、関連支払いなかったのか。

舛添:極めて機密を保ちたいとのことでしたので、部屋にあったポットのお茶か水ぐらいしか。

曽根:知事は5/13会見で説明したとき、もともと家族旅行として計画したものだと言った。

舛添:いまおっしゃいましたように、正月の家族旅行として宿泊した。

曽根:宿泊したのは知事と家族4人だけか。

舛添:4人だけだ。

曽根:この金額は家族4人の宿泊費ですか。それ以外の経費は。

舛添:まず鈴木理事にお答えしましたが、明細を取るように休み時間に指示をしました。それを見れば、確か食事は宿泊と一緒だったと思うので、マッサージがルームチャージに入っているかもしれませんが、かぞく4人だったことは確かだ。

曽根:では、すべて家族4人の宿泊費と付随する費用か。従ってここで言われる会議費用は一切含まれていない。ルームサービスも取らず、ホテルのサービスは一切受けなかった。では収支報告13万円は虚偽だったということになりますか。

舛添:会議のための部屋を取って会議をしたわけではありません。そういう外形的な観点から言うと、客室に入れたのは深く反省して次から会議室を取るようにしますが、自分の部屋に呼び入れたわけであります。知事選に出るかどうかは極めて大きな決断ですので、短時間でも政治活動とカテゴリー分けしましたが、家族旅行がメーンでありましたので、きちんと返金をいたすと決定しました。恥ずかしいことです。

曽根:訂正しても違法行為は消えません。都民が怒っているのは「見つかったら返せばいいんでしょ」と居直っている姿勢が見え透いているからです。もし面談が架空だったと明らかになれば、この虚偽記載は極めて悪質。知事も弁護士も証拠を示せない。相手も名乗り出ない。相手に実在の根拠はありますか?

舛添:私は政治家としての信義。微妙な機微に関わる問題はお答えをご容赦願いたい。

曽根:証拠を何一つ示せないなら、面談自体の存在も怪しい。ホテルの領収書の問題を正したい。グローバルネットワーク研究会あてに作成したが、なぜ政治団体あてにしたのか。政治団体あてに領収書を作らせることはいつ決めたのか。

舛添:2年目について、極めて重要な政治的決断をしなければいけない。そういうカテゴリー分けをしましたので、会談が終わった段階でそういう記載をした。

曽根:そうすると家族旅行でチェックインし、チェックアウトの際に領収書の宛名をグローバルネットワーク研究会にしたということか。

舛添:私の記憶が正しければその日、チェックアウトの日にそう領収書を切ってもらった。

曽根:不可解です。私も泊まった。宿泊手続きの際に領収書名も書き込むことになっている。領収書の宛先を家族旅行だから舛添要一と書けば、チェックアウトのときは自動的に舛添要一の領収書が出来ている。変更手続きをしたのか。

舛添:記憶しておりませんので、最後に領収書を着るときはきちんと書いたということですから、場合によっては友人が来ると認識した段階でそう書いたかもしれません。記憶が定かではございません。

曽根:最初のチェックインでグローバルネットワーク研究会としたのではないか。宛名の書き換えは結構面倒だ。それか手書きの領収書になる。どちらかに切り替えたと思うが、そういう手続きをした記憶は。

舛添:細かく記憶にありませんので、明細書を要請していますので、もしホテルで明確に分かればお答えしたい。

曽根:私の明細は送ってもらいました。10年近くは保存しているそうですので必ず取り寄せてください。

舛添:このあと取り寄せて精査したい。

曽根:チェックインから実際は政治団体にしているからこそ、チェックアウトのときにプリントアウトで領収書が出たんだ。もし最初から正月の家族旅行を政治資金を使ってまかなうつもりだったら極めて悪質だ。こっそり誰かを招いたことは、政治資金から出すための作り話という疑いが濃くなるが。

舛添:私にとって政治家としての進路を決める極めて重要な政治活動と思っています。

曽根:だったらその人物を何らかの形で明らかにすべきじゃないですか。もし急に招くことになって支払い相手を変えることになったらホテル側にも記憶が残る。知事は領収書に但し書き欄がなかったと代表質問で答えたが、実は上に明細がついていたのではないか。

舛添:どういう形で明細と領収書がつながっていたのかまったく記憶にございません。

曽根:では私の領収書のコピーを差し上げます。

曽根:思い出しましたか。領収書の上に明細があるから下に但し書きがない。上だけを切り離すと但し書きのない領収書になる。法的要件の3つの1つが欠けて、領収書と見なされなくなる。

舛添:切り取り線が入っています。経理上、領収書を添付しろとのことだたんで、経理担当者が切り取ったと思っていますが、きちんと今後やらないとけない。今後まちがえないようにやりたいと思っています。

曽根:知事は知ってるはずだし。会計責任者が知らないはずはない。

舛添:これはもうしっかり是正しないといけないと、不備があったことは心から反省し、今後二度とやらないようにやりたいと思っています。

曽根:そういう言い逃れでは通用しない段階に来てるんですよ。基本中の基本ですよ。あなたの事務所でも解説本5冊ぐらい買ってますよ。しかもあなたがやったことは、明細がついた部分をわざわざ切り離して隠した。法律に反することをなぜやった。

舛添:私は隠すつもりはまったくありません。その意味で明細を取り寄せて再発行しているところであります。

曽根:知事は会計責任者任せにしていないはずなんですよ。小渕大臣辞任を記者会見で聞かれて「基本的なことはみんなでチェックするはずなので、ずさんだったのかな」と答えています。これはでたらめなんですか?

舛添:これは私自身がそういう反省しないと行けないと思っています。今後は専門的知識を持った人を入れたいと思っています。極めて恥ずかしいことだと思って反省しております。

曽根:あなたの性格からしてチェックしないはずがない。なぜ明細を外したのか。家族旅行を会議と言うためではないか?さすがに正月に政治資金を充てるのは具合が悪い。会議費用なら政治資金でも、と。

舛添:私にはそういう意図はございません。確かにもともとは家族旅行として予定していた中で、政治の決断をする会議を友人とやったということですので、非常に重要な政治の会議とみなしたので、家族旅行を隠す意図はない。しっかりと返金をして参りたいと思っています。

曽根:具体的事実はまったく語られていない。真実は語られたとだれも信じない。真相究明のためには百条委員会設置しかない。規制法違反を意図的に隠した領収書は知事になってからもやっている。世界堂の39万円の領収書5枚はすべて但し書き未記載。世界堂によればお客様の意向だという。

公用車について。週刊誌で「奥さんと公用車でNHKホールに第九」「家族で公用車に乗って東京ドーム」これらは事実か。

舛添:まずNHKホールの第九2回は事実です。巨人戦3回とありますが、2回だと思います。

曽根:我が党の一般質問で、公用車に家族を一回も乗せたことはないかと訪ねたら、公務で家族を乗せたときだけ、と言っていた。よもや昨年1年間に2度もプロ野球観戦に家族同伴で使っていると思い及ばない。なぜ隠したんですか?虚偽答弁じゃないですか?

舛添:いや私は隠したわけではなく、ずっと湯河原の公用車の話がありました。園遊会や在京大使夫婦に呼ばれたり、礼儀として音楽鑑賞を申し上げたので、野球観戦も都知事として家族として招かれたと認識していましたので、そういう意味で申し上げました。

曽根:やましいところがあるから隠したんじゃないですか。知事の日程表を見るとNHKホールも野球観戦も公務でなく政務となっている。知事はNHKコンサートも野球も主催者でない団体から招待された。団体名言えないと答えた。都政とどういう関連があったのか。

舛添:まず非公式な会議をやるような場合、信義として私の判断で申し上げないと申し上げております。そうした中でどういう音楽政策をやっているのか。プロ野球が追加種目に加わる可能性がある。都の文化政策に大きく寄与している。

曽根:都合の悪いことになると相手の信義か文化になる。まったく信用できません。公務でも政務でもない趣味のための音楽鑑賞に公用車を使ったんじゃないですか。

舛添:都知事として、家族同伴で来てくれと言う認識のもとに行いました。

曽根:公用車の乱用を繰り返しています。本当に目に余ります。実態としては趣味や家族のために乗っていると確認できない。いっさいやめるべき。百条委で徹底的に解明しなければならない。都民の怒りは圧倒的。なぜそれを受け止めて辞職すると言わないのか。

舛添:厳しいご批判の声はしっかり胸に刻みたいと思います。

曽根:私は都民の圧倒的世論に答えるためにもただちに辞職を求め、百条委の設置を重ねて呼びかけて質問を終わりたいと思います。

舛添要一知事、給与全額カット提案 「不信任案、猶予を」都議会の集中審議【発言詳報】)に続く

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