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EU離脱、ユーロ2016のイングランド代表勝利で拍車がかかる?

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ENGLAND EURO 2016
England team poses prior to the Euro 2016 Group B soccer match between Slovakia and England at the Geoffroy Guichard stadium in Saint-Etienne, France, Monday, June 20, 2016. (AP Photo/Pavel Golovkin) | ASSOCIATED PRESS
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サッカーの欧州選手権(ユーロ2016)で決勝トーナメント進出を決めたイングランド代表は、イギリスのEU離脱を後押しするのではないかという見方が、最新の世論調査の結果から出ている。

グループBのイングランド代表は6月20日、スロバキア代表と0-0で引き分け、1勝2分の勝ち点5で決勝トーナメント進出を決めた

夕刊紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が調査会社BMGに依頼して実施した世論調査によると、ロイ・ホジソン監督率いるイングランド代表が20日のスロバキア戦に引き分けて決勝トーナメントに進出したことで、フットボールファンはEU離脱を強く支持する可能性があるという。

この調査は、6月10〜15日にイギリスの成人1466人を対象にオンラインでアンケートをとった。

回答した6人に1人が、イングランドが決勝トーナメントに進出すれば23日のEU離脱の賛否を問う国民投票(ブレグジット)で「EU離脱」に投票すると回答した。しかし、11パーセントはイングランドが勝ち進んでも、「残留」を支持すると回答した。

BMGのマイケル・ターナー氏は、この驚くべき結果について「イングランド代表が勝つかどうかで、EU離脱派にしろ残留派にしろ、愛国心が刺激される。そしてイングランドが決勝トーナメントに進出するすることで、双方が満足感を得ることになる」と分析している。

この結果が発表された日、イングランド・プレミアリーグのリチャード・スクダモア会長は「イギリスのサッカー界のトップリーグに所属する20のクラブすべてがEUへの残留を望んでいる」と語っている。

scudamore richard
プレミアリーグのリチャード・スクダモア会長

スクダモア会長は「ラジオ5・ライブ」で、「プレミアリーグは開かれている。逆の立場を取るのは完全に矛盾していると思う」と述べた。

「何かに属していたくないなら、世界から尊敬されなくなるだろう」と、スクダモア会長は付け加えた。

「離脱することで私以上に傷を負う人はいない。また、(EU本部のある)ブリュッセルで交渉し、ヨーロッパの機関という観点からヨーロッパ各国をまとめあげようする人間もいなくなるだろう」

スクダモア会長はさらに「離れることはできない。手を引くことなどできない。中に入って交渉し、まとめ上げ、人を動かそうとしなくてはならない」と述べた。

2016年初めに行われた公式のEU残留キャンペーン「Stronger In」では、EU離脱の影響を受けると思われるプレミアリーグのクラブが列挙された。

仮にイギリスがEUから離脱すると、EU加盟国の選手もEU外の選手と同じく労働ビザを取得してプレーしなければならない(イギリスでは、母国のサッカー代表として出場する国際試合の出場経験によって労働ビザの取得条件が異なってくる)。現在プレミアリーグに出場している選手の中にも、出場資格を失う選手が出てくる可能性がある。

「Stronger In」によると、ウェストハムのディミトリ・パイエ、レスターのエンゴロ・カンテ、マンチェスターユナイテッドのダビド・デ・ヘアのような選手が自動的にプレミアリーグでプレーする資格を失うという。

ハフポストUK版より翻訳・加筆しました。

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