尾木ママ「出版社の売らんかな戦略にうまく利用された」 東大3兄弟「佐藤ママ」とのバトルで和解

2人は2015年11月にも揃って番組に出演し「子供に家事の手伝いをさせるべきかどうか」で激論を交わしていた。
尾木直樹/佐藤亮子

東大医学部に息子3人を入学させた体験記を出版し話題の「佐藤ママ」こと佐藤亮子さんの教育方針について批判していた教育評論家「尾木ママ」こと尾木直樹さんが6月28日にブログを更新し、「出版社の売らんかな戦略にうまく利用され尾木ママもその影響を受けていた」として和解したことを公表、続いて「勘違いあればごめんなさいって謝るの大事なこと」と考えを述べた。

2人は2016年6月27日にTBS系バラエティー番組「7時にあいましょう」に出演し、激論を交わしていた。

尾木ママは、「受験に恋愛は無駄」「勉強は親が管理する」と著書で主張する「佐藤ママ」の教育方針に対して、かねてから雑誌の連載などで批判。番組でも「そんな育て方では、(子どもたちの)知識も経験も不足している」などと批判し、論争になった。2人は2015年11月にも揃って番組に出演し「子供に家事の手伝いをさせるべきかどうか」で子供の教育論を戦わせていた

一方、番組放送後の28日に尾木ママはブログを更新した。番組の裏側として、楽屋で2人で話しあった内容から「佐藤ママの本も出版社の売らんかな戦略にうまく利用され、誇張、誤解されやすく、尾木ママもその影響を受けていたこと、思い知らされました」と理解したと綴った。また、最後に2人で握手して和解したという。

また、続いて更新したブログでは、東京都の舛添要一元都知事の問題を引き合いに、以下のように書いている。

「詫びると『なめられる』とか『権威が落ちる』なんて考えるのはそれこそ『権威』にたよりたい人なのかも知れないですね 、人間、毎日勘違い、間違いの連続、不完全なんですよ…おわびすること、大切なこと、信頼関係強まりますよ」。

「尾木ママ」は、北海道北斗市の林道で小学2年の男子児童が置き去りにされ6日後に保護された事件について両親を批判していたが、その後、6月5日の更新で「完全に行き過ぎ、失礼でした」と謝罪していた

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