「巨大な穴」民家の裏庭に出現 100年前の"失敗"が原因だった(画像)

巨大な下水口のようだ。

オーストラリア・クイーンズランド州イプスウィッチに住む高齢夫婦の家の裏庭に、巨大な「下水口」が出現した。その場所には100年以上昔の立坑があった。

現場の航空映像からは、クイーンズランド・イプスウィッチにあるマッケイさん一家の庭のほとんどを飲み込んでしまった巨大な穴が見える。

イプスウィッチの夫婦は、裏庭に下水口が出現してから避難している。

予想外のスイミングプールがイプスウィッチのとある裏庭に出現。

リン・マッケイさんとレイ・マッケイさん夫妻は、25年間この家に住んでいる。しかし、自分たちの家の庭に予想外の穴が出現する事態に陥るとは思ってもいなかった。

ABCによると、近隣の住民から穴に注意するよう言われたのが午前9時だったが、その日のうちに直径10mのサイズにまで拡大したという。

地元の水道会社は、最初は水道管が破裂したという連絡を受けていたが、歴史的な原因があることがわかった。

巨大な下水口の水がかき回される

デイリーメールによると、イプスウィッチ市のポール・ピサセル市長は「地下およそ100メートルまである立坑で、近隣が陥没することはありません」と、語った。

ピサセル市長によると、この立坑は1903〜1920年の間に設置されたという。さらに「ご覧の通り、この立坑はゴミやボトルで埋め尽くされていました。そして誰が埋めたにせよ、上手く埋められていなかったことが見て取れます」と述べた。

市長はマッケイ夫婦ができる限り早く家に戻れるようにすると約束した。また、陥没した責任は鉱山石油省にあると述べた。

この夫婦に水関連の問題が降りかかったのは今回が初めてではない。彼らの土地は、イプスウィッチ中が被害にあった2011年の洪水でもダメージを受けている。

ハフポストUK版より翻訳・加筆しました。

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