「体に自信をもって」女子ラグビー選手は、一糸まとわぬ姿で伝える

「それぞれの体が違うことが、チームの活躍につながっています」

「自分の体に自信を持とう」

それを伝えるために、イギリスの7人制ラグビー女子チームの選手5人が、リオ五輪を目前にして、鍛えられた体を披露した。

5人の選手、ヘザー・フィッシャー、エイミー・ウィルソン・ハーディ、ミカエラ・スタニフォード、ダニエル・ウォーターマン、クレア・アランは、ウーマンズヘルス誌の特集ページで、一糸まとわぬ姿を見せた。そして、自身が抱える不安や「ラグビー女子」に持たれがちな固定観念について語った。

7人制ラグビーは、2016年のリオ五輪で初めて正式種目に加えられる。5人は今、初めてのオリンピックに出場するのを、心から楽しみにしている。

(左から)ヘザー・フィッシャー、エイミー・ウィルソン・ハーディ、ミカエラ・スタニフォード、ダニエル・ウォーターマン、クレア・アラン(WOMEN'S HEALTH / JOHN WRIGHT)

5人の選手は「それぞれの体が違うことが、チームの活躍につながっている」と述べ、自分の体について次のように語った。

ヘザー・フィッシャー(フランカー)

2010年のワールドカップの頃に、脱毛症に悩まされました。ワールドカップのストレスが原因だと思います。

それに当時は、体型が大きく変わったことでも、自信を失っていました。私は元々ボブスレーの選手でした。ラグビーに転向した後、肩幅が縮み、足が太くなったんです。だけど、私は見た目を良くするために、練習しているわけではありません。良い選手になるために、努力しています。

エイミー・ウィルソン・ハーディ(センター)

私は試合の前に、必ずメイクをし、髪型を整えます。女性らしく見えることが、自信につながるんです。週に8回トレーニングをしますが、昔の写真と比べると、体がすごく変わってきているのがわかります。がっしりした足と大きなお尻は、子供の頃から気に入っています。スピーディーな動きをするために欠かせませんから。試合に勝つために、トレーニングしているけれど、筋肉質で引き締まった体は、そのご褒美みたいなものかな。

ミカエラ・スタニフォード(ウインガー)

一般に「ラグビー女子」というイメージがあるようですが、そんなものは存在しません。私は身長約176センチ、体重約70キロで軽い方です。ボールをキャッチするために体を持ち上げてもらうのに、ちょうどいい重さです。だけど、筋肉量を増やすことに苦労していて、3時間ごとにプロテインを摂取しています。それから野菜と果物も。今は規律正しい生活をしなければいけませんが、引退したら、ブランチを食べてカクテルを飲むのを楽しみにしているんです!

ダニエル・ウォーターマン(フルバック)

昔、プロム用のドレスを着たら、体が大きすぎるし、筋肉質すぎて似合わなかったんです。それに腹を立てたのを、今でも思い出します。だけど、「その体こそが、プロラグビー選手として活躍するという夢を支えてくれている」ということを、兄弟に言われて気付きました。それ以来、自分体に対する考え方が変わりました。身長約176センチでパワフルな体だからこそ、いいんです。

クレア・アラン(センター

プロのラグビー選手になる前、私は警察官でした。容疑者を追っていた経験が、フィールドで役立っています。元々細めの体型なので、ラグビーを始めた時、体重を増やすようコーチに言われました。今では、ウェイトを持ち上げられるし、体は強くてパワフルになりました。体重は約6キロ増えて、今では63キロぐらいあります。このふくらはぎが気に入っています。トレーニングをすると、精神も強くなります。今、早くラグビーがしたい気持ちです。

ハフポストUK版に掲載された記事を翻訳しました。

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ヌードのオックスフォード大の女子ラグビー部員

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