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稲田朋美防衛相、核保有は「憲法上限定ないが、現時点ではありえない」

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TOMOMI INADA
Tomomi Inada, newly appointed defense minister of Japan, speaks during a press conference at the official residence of Japan's Prime Minister Shinzo Abe, not pictured, in Tokyo, Japan, on Wednesday, Aug. 3, 2016. In a cabinet reshuffle that leaves most key personnel in place, Abe appointed a hawkish ally he once dubbed 'Joan of Arc' as defense minister amid tensions with his country's neighbors. Photographer: Akio Kon/Bloomberg via Getty Images | Bloomberg via Getty Images
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稲田防衛相、核保有「憲法上、限定ない」 政府見解踏襲

 稲田朋美防衛相は5日の記者会見で、日本の核兵器保有について「憲法上、必要最小限度がどのような兵器であるかということに限定がない」と述べ、憲法9条で禁止しているわけではないとする従来の政府見解に沿って説明した。ただ、「現時点で核保有はあり得ない」としつつ、「未来のことは申し上げる立場にない」とも語った。

 稲田氏は2011年3月号の雑誌「正論」の対談で、「長期的には日本独自の核保有を単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべきではないでしょうか」と発言していた。しかし5日の会見では、非核三原則について「国是として堅持をしている」と強調。「現時点で核保有することはあり得ないし、検討する必要もない」と述べた。

 一方、終戦の日の15日に靖国神社に参拝するかどうかについては「心の問題だ。安倍内閣の一員として適切に判断して行動したい」と引き続き明言を避ける姿勢を見せた。歴史認識をめぐる稲田氏の過去の言動に中国や韓国から反発の声が出ていることには、「不徳の致すところ」としたうえで、「お互いの意見を言いながら理解を深めていくことが、私はできると思っている」と述べた。

 稲田氏の言動には、政権内にも不安視する声がある。岸田文雄外相は5日の会見で、靖国参拝について自らは「日本の外相として適切に対応する」と強調。そのうえで、稲田氏に対しても「内閣の一員として適切に対応されると思う」と暗に自制を求めた。

(朝日新聞デジタル 2016年8月5日20時22分)

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