樋口黎が銀メダル、笑顔なく悔しさにじむ「東京では一番いい色を」【男子レスリング57キロ級】

表彰式を終えても笑顔を見せず、「悔しさ」をにじませた。

リオデジャネイロ・オリンピックは8月20日、レスリングの男子フリースタイル57キロ級の決勝があり、初出場の樋口黎(れい)=日体大=がウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)に3−4で判定で敗れ、銀メダルを獲得した。

樋口黎は序盤から積極的に攻め第1ピリオドを1-0で折り返した。第2ピリオドも先に2ポイントを奪ってリードを広げたが、終盤にキンチェガシビリに追いつかれ、3-4で判定負けした

初出場のオリンピックで銀メダル獲得。しかし樋口は試合終了の瞬間、納得いかない表情を浮かべた。敗れた悔しさからか試合直後の取材には応えず、表彰式で銀メダルをかけられても笑顔は見せず、ずっとこわばった表情で写真撮影に応じた。

表彰式を終えても笑顔を見せず、以下のように「悔しさ」をにじませ、東京オリンピックで「一番いい色」を目指す決意を表した。

「決勝も内容は五分五分で勝てる試合だった。金メダルを取れなかったことが一番悔しい」

「ずっと1番でなければ意味がないと思ってやってきたので2番は悔しいが、指導してくれた先生方だったり応援があってのメダル。素直に感謝して次のステップに頑張りたい。世界でも通用するレベルと分かったので、これを自信にして、銀メダルを見て悔しさを思い出して、東京では一番いい色を取れるように頑張りたいです」

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