結婚できる年齢、女性も18歳に引き上げ検討へ 法務省がパブコメ募集も

法務省は、成人年齢を現行の20歳から18歳に引き下げる民法改正案を、2016年の通常国会に提出する方針を固めている。

結婚できる年齢を男性は18歳、女性は16歳とした民法の規定について、金田勝年法相は9月2日、成人年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正に伴い、男女とも18歳にする方向で検討する方針を明らかにした。朝日新聞デジタルなどが報じた。

法務省は、成人年齢を現行の20歳から18歳に引き下げる民法改正案を、2016年の通常国会に提出する方針を固めている。同省幹部によると、この改正案に女性の結婚年齢の下限引き上げも盛り込むことができないか検討しているという。

現在は、女性は16歳、男性は18歳になれば成人していなくても親の同意があれば結婚できる。厚生労働省の人口動態調査によると、14年には1394人の女性が16、17歳で結婚(再婚を含む)しているという。

また成人年齢の引き下げに伴い、少年法の適用年齢を20歳未満から18歳未満に引き下げることの是非も議論が進められている。

法務省は、成人年齢を18歳に引き下げる民法改正案法案の成立から施行までの周知期間の在り方などに関するパブリックコメント(意見公募)を始めている(30日まで)。改正民法が成立すれば、約200万人が施行日と同時に成人となる見込みだ。

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2016年に結婚した人々

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