トランプ氏、「プーチン大統領にほめられた」と勘違い

「彼が私のことを『優れている』と言ったのであれば、私は誉め言葉だと受け取ります」

共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏は9月7日、NBCニュースが放送した安全保障の討論番組「コマンダー・イン・チーフ・フォーラム」の中で、ロシアのウラジミール・プーチン大統領を絶賛した。

トランプ氏はプーチン大統領の支持率の高さを引き合いに出し、バラク・オバマ大統領よりもより優れた指導者だと述べた。

プーチン大統領も2015年12月にトランプ氏を称賛したと噂されたことについて、トランプ氏は「彼が私のことを『優れている』と言ったのであれば、私はほめ言葉だと受け取ります」と語った。後にプーチン大統領は、トランプ氏を「明るい人物」だと言っただけで、「優れている」と言ったわけではない、とこの噂を否定している。

さらにトランプ氏は次のように続けた。「彼が私のことを賞賛してくれるなら、私も彼をほめますよ」

トランプ氏はこれまで、何度もプーチン大統領について「有能な指導者」だと称賛してきた

ロシアの大統領と会ったことがあるかについてトランプ氏はあいまいな発言を繰り返している。選挙遊説の際には会ったことがないと話していたが、以前は「彼のことはよく知っている」と、友好関係をアピールしていた。

トランプ氏は7月、民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン氏が国務長官時代に私用メールサーバーを使用していた疑惑に言及した際、「ロシアがハッキングすることを望む」と発言し、物議をかもしていた。

大統領選で、プーチン大統領に関わってもらうべきかどうかについてはトランプ氏はコメントしなかった。

「プーチン大統領にどうしてほしいか、私から言うつもりはありません。どうして私がプーチン大統領に言わなければならないのか?」と、トランプ氏は述べた。

ハフポストUS版編注:ドナルド・トランプ氏は世界に16億人いるイスラム教徒をアメリカから締め出すと繰り返し発言してきた嘘ばかりつき極度に外国人を嫌い人種差別主義者ミソジニスト(女性蔑視の人たち)、バーサー(オバマ大統領の出生地はアメリカではないと主張する人たち)として知られる人物である。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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