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キリンは1種類ではなかった。DNA解析で長年の定説が崩れる(研究結果)

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ドイツなどの研究チームは、これまで1つの種しかないとされていたキリンが、それぞれ異なる4種に分かれていたとする遺伝子解析の結果を発表した。

キリン保護基金が研究チームに南西アフリカのナミビアに生息するキリンの遺伝子解析を依頼した。当初は地域ごとのキリンの類似点や相違点を把握し、保護対策に役立てるのが目的だった。

しかし、研究チームは予想外の事実を発見することになった。

現在のキリンは長い間数種の亜種を持つ単独種と考えられてきたが、今回研究チームは4種の異なる種類を発見した。

「非常に驚きました。キリンはそれぞれの体の形態や毛皮の模様の違いが限られているからです」と、ドイツのセンケンバーグ生物多様性気候研究センターの遺伝学者で、この研究チームのリーダーのアクサアル・ヤンケル博士は述べた。

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科学者チームが、キリン4種は100〜200万年の間に分化し、異種間で交配された証拠は遺伝子上見当たらないこと発見した。

190頭のキリンのDNAを使って総合的な遺伝子解析を行った結果、 ヤンケル博士のチームはキリンが100〜200万年の間に4種に分化し、「異種間で交配された証拠は遺伝子上見当たらない」こと発見した。

キリンの4種は(Giraffa giraffa)「ミナミキリン(Giraffa giraffa)」「マサイキリン(G. tippelskirchi)」「アミメキリン(G. reticulata) 」「キタキリン(G. amelopardalis)」。

ヤンケル博士によると、4種のキリン間での遺伝的差異はホッキョクグマとヒグマぐらいあるという。

「キリンとはどういうものなのかを、完全に忘れてしまいました」と、博士はBBCに語った。

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カラウィット島野生動物保護地区の職員、フィリピン西部のパラワン地方にあるブスアンガで木の葉をキリンに食べさせる

残念なことに、研究チームは深刻な現実にも直面したという。野生のアミメキリンは8700頭以下、キタキリンは4750頭以下しか生息していない。「種別では世界で最も切迫した絶滅危機にある大型哺乳類に分類され、生存数を確保するための保護対策を強化する必要があります」と、キリン保護基金の共同理事ジュリアン・フェネシー博士は記者会見で述べた。

国際自然保護連合はキリンを絶滅危惧種と考えていない。しかしキリン保護基金によると、キリンの生存数は過去30年で60%減少したという。現在野生のキリンは10万頭に満たない。

研究チームは、この新しい研究成果がキリンの保護対策を促進し、保護運動家たちによるキリン4種の保護が改善されていくことを望んでいるという。

「この重要な発見によって自然保護に関わる生物学者たちが研究の焦点を絞り、これらの異種間での遺伝子上の類似点や相違点をもとに、飼育場所や、野生での新たな保護対策を考案できるようになることでしょう」と、研究発表の執筆者の一人であるマシュー・コブ氏はBBCに語った。

研究チームの発見は今週「カレントバイオロジー」誌に掲載された。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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