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2016年は「史上最も暑い年」の見込み。しかも3年連続で。自然災害はますます増える。

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5月19日、インドで観測史上最高気温に達した。インド北西部のラージャスターン州にあるファロディ市で摂氏51度を記録。この暑さでアーマダバッドの湖は干上がった。

NASA(アメリカ航空宇宙局)は9月12日、2016年8月は平均気温が史上最高を記録したと発表した。11カ月連続で世界各地の最高気温記録が塗り替えられている。

しかしこれは全く予想外なニュースでもない。8月は世界的地表平均温度が華氏1.76度ほど平均を上回ったという。これはまた、1880年に観測開始して以来最も暑かった2016年7月の平均気温に並ぶものだった。

「この分だと、2016年は史上最も暑い年となりそうだ」と、非営利団体「憂慮する科学者同盟」はハフポストUS 版の取材に答えた。

2016年が「史上最も暑い年」となれば、2016年は2015年・14年に続いてこの不運な称号が与えられることになる。

nasa goddard institute for space studies
GISTEMP偏差(季節の周期を含む)

毎月、そして毎年、「最も暑い」という形容詞がついた同じようなニュースを耳にする。しかし専門家たちは、記録を更新し続ける気温に対して、無関心でいたりうんざりしたりするのは危険だと警鐘を鳴らす。

「続出する記録的な気温について無頓着な傾向が見受けられるが、毎月のように、無視できない気候関連の事象が増加している」と、気候学者のアストリッド・カルダス氏はブログに記している。

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アメリカ海洋大気庁(NOS)によると、気候変動が原因のルイジアナに大きな被害をもたらした8月の大洪水のような現象が引き起こされる確率は、少なくとも40%高くなるという。ルイジアナの大洪水は2012年のハリケーン・サンディー以来最悪の自然災害となった。

気候変動は将来的な問題ではなく、現在我々が実際に取り組んでいる問題だ。

「気候変動の影響は今この場で感じ取れます」と、カルダス氏は語った。「山火事や干ばつから大洪水まで、気候変動の爪痕は至る所に見られ、自然災害がさらに苛酷になる原因となっています」。一つの例がこの夏のルイジアナでの洪水だ。非常に激しい降雨が原因で、それは「少なくとも40%の確率で気候の変化によって引き起こされた」という調査結果がある。

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NASAゴダード宇宙科学研究所のギャビン・シュミット所長は、「この地球に影響を及ぼしている継続的な変化を理解するのに最も重要」なことは、月ごとの計測値よりも、むしろ長期的な傾向だと力説した。

NASA のデータは1880年以来地球の気温が明らかに上昇傾向にあることを示している。地球の平均気温は当時に比べておよそ華氏1.4度高くなっている。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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