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「大学がレイプ事件の調査を怠ったから自殺した」女子大生の母親が提訴

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WILLIAM PATERSON UNIVERSITY
Paul Zimmerman via Getty Images
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ニュージャージー州のウィリアム・パターソン大学で2015年11月22日、1人の女子大学生が自殺した。大学の関連施設で起きたレイプ事件について大学側が調査を怠ったからだと、女子学生の母親は主張している。

地元ニュースメディア「NJ.com」が入手した訴状によると、自殺したシェレール・ロックレアさんは2012年に入学したが、21歳の時、大学寮のトイレで死んでいるのが発見されたという。

彼女の母親マークエサ・C・ジャクソンさんによると、娘が自殺したのは9月下旬に友愛会(大学の社交クラブ)「Sigma Pi」の施設でレイプされた約2カ月後だったという。

母親のマークエサさんは、「娘は2015年10月15日に自殺未遂を起こした。暴行を受けてから約3週間後のことで、5日間入院した」と語った。それから数週間後、彼女は自殺した。


シェレールさんの遺族はウィリアムパターソン大学を提訴した。大学はレイプ事件の調査を十分に行わなかったと主張している。

この訴状では、シェレールさんが11月になるまでレイプのことを大学警察に報告しなかったことに言及している。しかし彼女が報告しても、大学側は「適切な、徹底した調査」を行わなかったという。

シェレールさんをレイプした男は大学警察から告訴も、告発もされなかった。

大学、大学警察、数人の大学職員、そして友愛会支部「Sigma Pi」の名前が被告として挙がっている。

「Sigma Pi」は声明で、容疑者の学生は暴行があったとされる時期、友愛会のメンバーではなく、2014年に理由不明で除名されていたと述べた。

「しかし、友愛会員が住む大学のキャンパス外の施設で事件が起きたことを考慮し、この事件を知った時点で、すぐに行動しました。捜査中に内部評価を行い、大学とも協力しています」と「Sigma Pi Fraternity International」の事務局長ジェイソン・ウォーカー氏はハフポストUS版にメールで語った。


【参考記事】
レイプされた女子大生は、キャンパスで犯行現場のマットレスを引きずり回す。真実が明らかになるまで。


「私たちはメンバー、そしてキャンパス内のすべての人々の安心と安全を第一に考えています。性的暴行疑惑に対し、今後も積極的な行動を取り続けます」

9月14日に大学コミュニティーに向けて発表された声明では、ウィリアムパターソン大学の学生行動の改善・向上を担当する部長ミキ・カマラタ氏が、「学校はまだ訴訟を確認していないが、メディアで報道されている声明の多くは正確性に欠ける」と述べた。

「ウィリアム・パターソン大学では、学生に性的暴行疑惑を報告するよう促しています。私たちはすべての連邦法と州法、ガイダンスに従い、性的暴行疑惑を報告、そして調査します」。「私たちは報告された性的暴行事件を十分に調査せず、無視し、または怠ることはありません。学生の安全と健全な生活を第一に考えています」

ハフポストUS版は大学の担当者に問い合わせたが、詳細なコメントは得られなかった。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。