タクシー料金を事前に確定するサービス、2017年度に導入へ

国土交通省は、タクシー料金を乗車前に確定できるサービスを2017年度に導入される方針を固めた。

国土交通省は、タクシー料金を乗車前に確定できるサービスを2017年度に導入する方針を固めた。利用者がスマホの配車アプリで乗り降りする場所を入力すると、運賃が自動的に算出される仕組みが検討されている。9月19日、FNNニュースなどが報じた。

タクシー業界ではこれまでにも、決まっているエリアならメーターを気にせず定額でサービスを提供する「定額タクシー」を提供している。2020年の東京オリンピックに向けた取り組みの一つで、メーターより10~30%程度安く、渋滞等による値上がりの心配がない点がメリットだ。

今回報じられたのは、さらにそれを一歩進めるような内容。スマートフォン向けの配車アプリを活用し、アプリでの配車時に確定させた料金と実際のメーター料金が異なった場合には、利用者は安い方を支払う方式が検討されている

既に、日本タクシーが提供するタクシー配車アプリ「全国タクシー」には、乗車・降車場所を入力することで料金概算と最適ルートが分かる機能を搭載しているが、乗車時間に合わせた料金設定ができるかなど、精度が課題になりそうだ。

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