「結婚生活が終わる6つの原因」って? 専門家が教えてくれた

「ルームメイト症候群」に陥っていませんか?
Couple relaxing on sofa while moving house
PhotoAlto/Sigrid Olsson via Getty Images
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大好きだったパートナーとの関係が終わってしまう原因は何だろう。浮気やお金? もちろんそれも大きな問題だ。

しかしそれ以外にも、時間と共に2人の関係を悪化させていく行動がある。それは浮気やお金のように、目に見えてわかりやすいものではない。

結婚の専門家が、結婚生活を長続きさせるために避けたい「6つの行動」を教えてくれた。結婚していてもいなくても、大切なパートナーとの関係を長続きさせるために知っておきたい行動だ。

1. 友人がいない

パートナーと2人で時間を過ごすことは大切だ。しかし、友人と疎遠にならないように気をつけよう。女子会や、共通の趣味を持つ人の集まりに参加して、お互いの時間を楽しむと結婚生活にもいい影響がある、とカリフォルニア州在住の心理学者ライアン・ハウズは述べる。

「友人を持つことは、男性にとっても女性にとっても大切なことです。彼らと一緒に、様々な経験をしたり、視点を知ったり、サポートを得られたります。それは、パートナーとの関係を良くする上でも役にたつでしょう。パートナー以外にも、親友を持つようにしましょう」

2. 触れ合うことをやめる

触れ合うことがほとんどなくなった、もしくは特別な日(誕生日、記念日、旅行先など)しかセックスしないような状況にあれば、結婚生活から情熱が消えつつあるのかもしれない。気まずいと言わずに相手と話し合おう、とオーストラリア・メルボルン在住の心理学者、デボラ・キャンベルは勧める。

「毎日セックスをする必要はありません。しかし、相手を性的な意味で引き付けようとするちょっとした行為を日常的に続けることは、結婚生活にとって大切です。激しいセックスである必要はありません。相手にちょっと触れる、といったことでもいいんです」

3. 友達から悪い影響を受けている

友人は大切だが、中には結婚関係に良くない影響を与える友人関係もある、とアメリカ・ユタ州の結婚・家族セラピストのローラ・ヘックは述べる。

「友人の行動は、あなたの結婚関係に影響を与えます。あなたの友人は、パートナーの不満や悪口を言いますか? パートナーの気付かないところで、他の人を口説こうとしたりしていませんか? 良くない友人関係は有害で、あなたの行動を変えてしまうほどの影響力があります」

反対に、良い結婚生活を送っている友人との付き合いは、あなた自身の結婚生活にも良い影響力がある、とヘックは述べる。

「親しい付き合いをしている友人のリストを作ってみましょう。そして、彼らの関係が良くも悪くも、あなたにどんな影響を与えているかについてよく考えてみましょう」

4. 掃除・洗濯を1人だけがやっている

洗濯や掃除のほとんどを、どちらか1人だけがしていると、関係が悪化する可能性がある。カナダのアルバータ大学が2015年に行った研究によると、家事を分担していない人たちは、分担している人たちと比較して、夫婦関係に対する満足度が低く、セックスの回数も少なかった。

ハウズは「掃除は結婚生活を始めたばかりの頃はそれほど大きな問題ではないが、時間が経つにつれて喧嘩の大きな原因になる」と話す。

「問題は、片付けが得意か不得意かではありません。片付けが好きな方が、柔軟を持って対応するか、苦手な方は、それでも時々片付けをしているか、が重要なのです。不満は、時間と共にたまっていきます。だから、家を整理整頓する上で何を優先させるか、率直に話し合いましょう」

5. じっくり2人の関係について、話さない

「今日はどうだった」とか「来週の予定は?」以上の深い会話が必要だ、とアメリカ・テキサス州の結婚セラピスト、リズ・ヒギンズは述べる。

「2人の関係について深い会話をしましょう。それは『夫婦として、私たち今日何か良いことができた?』『2人の関係をよくするために、自分は今日何をした?』『あなたのために、何かできることはある?』『どんな時に、つながっている、大切にされていると感じた?』といった、深くて相手の意見を聞く質問をすることです」

夫婦でそんな会話をするのは少し気恥ずかしいかもしれない。しかし、続けるうちに深い会話の価値に気付くはずだ、とヒギンズは語る。

「私はセラピーに訪れる夫婦に、1週間に1度『2人の関係』についてだけ話すよう勧めています。1度始めると、自分を守ろうとしたり、怒ったり、相手を避けようとしたりする気持ちを感じなくなることに気が付くでしょう」

6. ルームメイト症候群

パートナーとルームメイトのような関係になる"ルームメイト症候群"は、ジワジワと多くの関係をダメにする、とヘックは述べる。ルームメイトのような関係になると、家や銀行口座、子供を共有しているだけのような気持ちになる。

「そうなってしまった時は、毎日の習慣を見直して、意識的に情熱を取り戻す必要があります」と語るヘックが勧めるのは、2人で情熱を持ってできるプロジェクトに取り組むことだ。

「家の改装をする、トレーニングを一緒にする、週末にアウトドア活動をする、料理をする、といった2人が共に楽しめ、情熱を注げることを探してみましょう」

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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