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長谷川秀夫教授「残業100時間超で過労死は情けない」 投稿が炎上、のち謝罪

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電通の新入社員の女性が過労自殺だったとして労災認定されたことが10月7日、明らかになった。奇しくも政府はこの日の閣議で2016年版の過労死等防止対策白書(過労死白書)を決定、これを受けて武蔵野大学の長谷川秀夫教授が同日、NewsPicksに「残業時間が100時間を越えたぐらいで過労死するのは情けない」などと投稿し、この発言が「無知で時代錯誤だ」などと批判を浴びた。

長谷川氏は投稿を削除した上で、8日には「私のコメントで皆様に不快な思いをさせてしまい申しわけございません」と謝罪のコメントを投稿した。

亡くなった電通社員は高橋まつりさん(当時24)。高橋さんが2015年末に自殺したのは長時間の過重労働が原因だったとして、三田労働基準監督署(東京)が9月30日付で労災認定した。遺族と代理人弁護士が7日に記者会見して明らかにした

高橋さんは東大文学部を卒業後、15年4月に電通に入社。インターネット広告を担当するデジタル・アカウント部に配属された。代理人弁護士によると、労基署が認定した高橋さんの1カ月(10月9日~11月7日)の時間外労働は約105時間にのぼったという。

一方、過労死等防止対策白書の作成は今回が初てで、厚労省は長時間労働の実態や対策を紹介することで、過労死防止に向けた取り組みを加速させたい考えだと報じられている。この白書を受け長谷川氏が7日に次のような投稿をした。

月当たり残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない。会社の業務をこなすというより、自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意識があれば、残業時間など関係ない。自分で起業した人は、それこそ寝袋を会社に持ち込んで、仕事に打ち込んだ時期があるはず。更にプロ意識があれば、上司を説得してでも良い成果を出せるように人的資源を獲得すべく最大の努力をすべき。それでも駄目なら、その会社が組織として機能していないので、転職を考えるべき。また、転職できるプロであるべき長期的に自分への投資を続けるべき。

この発言に対し、ネットでは批判の意見が相次いだ。

長谷川氏は、反響を受けてか上記の投稿を削除し、8日に次のようなコメントを掲載した。

hideo hasegawa
newspicksより

長谷川氏は、早稲田大学商学部卒、アメリカのアイオワ大学経営大学院でMBA取得。東芝勤務、ニトリ取締役などを経て武蔵野大学グローバルビジネス学科教授。

【訂正】記事中で、長谷川氏の発言は、厳密には「過労死白書」の話題に付けられたものでしたので修正しました。(2016/10/9)

【訂正】長谷川氏の投稿は「自殺するのは情けない」ではなく、正確には「過労死するのは情けない」でしたので、タイトルと記事を修正しました。(2016/10/23)


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