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野菜で作る肉「フェイクミート」に、アメリカ最大の食肉加工企業が出資

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世界最大の食肉加工企業タイソン・フーズが、植物由来のフェイクミート(肉代替食品)製品を作る会社の持ち株の5%に出資した。

タイソン・フーズは10月10日に、動物製品を一切含まないビートジュースの「血」がにじむハンバーガー「ビヨンド・バーガー」で知られる株式非公開のビヨンド・ミート社に投資する、と発表した。ニューヨーク・タイムズによると、タイソン・フーズの出資額は公表されていない。

ビヨンド・ミート社は、2009年創業の食品ベンチャーで、食肉に代わる植物由来のフェイクミートを供給している。

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「タイソン・フーズの出資によって、植物タンパク質関連市場が成長していることが証明された」と、ビヨンド・ミート創業者イーサン・ブラウンCEOはプレスリリースで声明を出した。「私は出資企業としてタイソン・フーズを歓迎する。この支援を活用し、消費者がもっと広く植物タンパク質という選択肢を使えるようになると期待している」

経済ニュースサイト「ザ・ストリート」によると、この発表で10月11日のタイソン・フーズの株価は急騰したという。

植物由来の肉代替食品に対する需要は、動物福祉への関心・健康食志向・畜産業が環境気候に及ぼす影響への懸念拡大など、さまざまな要因で世界的に拡大している。とは言うものの、研究によると、アメリカでの肉消費量はここ数年と比べて高まっている。主に家禽の価格を下落させる鶏肉の過剰供給が原因だという。

エコを意識する消費者が拍車をかけるトレンドを利用して利益を上げようとする食品大手企業は、タイソン・フーズだけではない。5月に、「スパム」で知られる食肉加工最大手のホーメル・フーズは、コロラド州ボルダーを拠点とするベジタリアン向けの有機ナッツ・バターの会社、ジャスティンズを買収した。

畜産業界は総じて、動物福祉と環境への影響の懸念に対処するように、世論が高まっていると感じている。

研究によると、畜産業での抗生物質の過剰使用が、危険な「スーパー・バグ(抗生物質が効かない耐性菌)」を生み出しているという。また、動物愛護団体の主張によると、農場主は劣悪な飼育環境の影響を抑えるために、過剰な抗生物質を与えているという。このため大手の家畜業者は、抗生物質フリーの鶏肉の提供を増やしている。

アメリカの鶏卵生産者の95%を代表する業界団体は6月に、オスの鶏の雛を生きたままミンチにする恐ろしい習慣を徐々に廃止する意向だと発表した。

とは言え、多くの企業が動物愛護の人々に配慮しようすると、「グリーン・ウォッシング(うわべだけの環境配慮)」という批判に直面する。たとえば、マクドナルドやタコベルといった大手チェーンなど、多くの食品大手企業は「ケージ・フリー」(ケージ飼いされていない鶏)の鶏卵に切り替えつつある。しかしその製品は「クルエルティ(残酷さ)・フリー」であるとは保証していない、という批判を招いている。「ケージ・フリー」のニワトリは、今でも過密な小屋の中で、外に出られることもなく飼育されているのだという。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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