韓国で観光バスが高速道路上で全焼、逃げ遅れた10人死亡(動画)

観光バスが高速道路上で出火し全焼、逃げ遅れた乗客10人が死亡し、7人が重軽傷を負った。

韓国南東部の都市、蔚山(ウルサン)で10月13日午後10時10分ごろ、観光バスが高速道路上で出火し全焼、逃げ遅れた乗客10人が死亡し、7人が重軽傷を負った。

韓国の聯合ニュースによると、事故はソウルと釜山を結ぶ京釜高速道路上。警察の捜査によると、バスの走行中に右前列のタイヤが突然破裂し、車体が傾いて右側のコンクリートの分離帯に衝突した。バスはそのまま分離帯に車体をこする形で約200m走り、摩擦熱で発火したと警察はみている。

バスには乗客20人と運転手、ガイドの計22人が乗っていた。乗客は蔚山にある石油化学工業企業の退職者夫妻たちで、団体で海外旅行に行った帰りだったという。

バスのすぐ後ろで事故を目撃した別の観光バスの運転手は聯合ニュースに対し「乗客が泣きながら脱出した後に『ポーン、ポーン』という音がして、あっという間に火が燃え広がった」と話した。韓国は車は右側通行で出入り口も右側にあり、コンクリートの分離帯に入り口がふさがれて救助作業は難航したという。

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