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テスラ、Uberに自動運転車の使用を認めない? 自社の配車サービスを優先か

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電気自動車メーカー、テスラモーターズのイーロン・マスクCEOは10月20日発表した声明で大きな話題を呼んだ。現在生産中の自動車全てに完全自動運転対応のハードウエアを搭載すると表明したからだ。

しかし、もっと重要なことがある。テスラがサイト上に掲載した、完全自動運転対応の自動車を注文した顧客への送った文書の中の一文を見ると、将来的なプランが見えてくる。

自動運転機能機能はソフトウェアの詳細な検証だけでなく、様々な規制に関する承認が必要となります。これらの機能がいつ利用可能になるかは、各地域での当局による承認時期などに大きく影響を受けるため、現時点で時期は確定できません。また、完全自動運転機能を搭載したテスラ車を使ったご家族やご友人間でのカーシェアリングやライドシェアは自由にご利用いただけますが、利益目的の場合はテスラ・ネットワークを介さなければご利用いただけません。この詳細については来年の発表を予定しています。

ハフポストUS版が赤線を引いた部分から、配車サービス「テスラ・ネットワーク」が近日登場することがうかがえる。

お気づきだろうか? 自動運転機能を搭載したテスラ車の所有者は、UberやLyftといった配車サービスを利用して利益を生み出すことに車を使わないと事前に同意しなければならない。その代わりに、(少なくとも今のところは)「テスラ・ネットワーク」という名前の新しい配車サービスで独占的に運転することとなる。

テスラはハフポストUS版の取材に回答しなかったが、マスク氏が投稿したブログの中で、自動運転機能を搭載したテスラ車の配車サービスがどのようなものか説明している。

マスク氏は、テスラの長期的プランを紹介したブログ「マスタープラン パート2」の「カーシェアリング」という項目の中でこう説明した。

オーナーはテスラ アプリ内のボタンをタップするだけで自分のクルマをテスラ シェア フリートに加え、仕事中や旅行中などのクルマが必要ない時に収入を得ることができます。これにより月々のローンやリースの支払いをオフセットし、時にはそれ以上の収入を得ることが可能になり、ほぼすべての人がテスラ車を所有できる程に、実質的な所有コストが大幅に削られます。ほとんどのクルマは1日の5−10%程しか使われていないため、完全自動運転車の経済的なメリットはそれ以外のクルマの数倍になるでしょう。

車の所有者が自らのテスラ車をテスラ社の乗車予約サービスに貸し出すことで利益を上げ、結果として車所有のコストを軽減することになるとマスク氏は推測している。

「ほとんどのクルマは一日の5%から10%程しか使われていないため、完全自動運転車の経済的なメリットはそれ以外のクルマの数倍になるでしょう」

もちろん、技術的な難題に加え、いわばアメリカ司法省が認可するまでに相当な数の規制の壁に直面するだろう。 

しかし、ビジネスインサイダーによると、テクノロジーという点ではテスラが 配車サービスのライバルであるUberより先を行っている。Uberはピッツバーグでセンサー搭載の自動運転車のテスト走行を公表したが、テスラの発表によれば、すでに高速道路の走行距離と試験走行で得得られたデータの数でUberを上回っているようだ。 

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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