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トランプ新大統領をキューバが警戒? 大規模な軍事演習の実施発表「航空機と爆薬を使う」

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Reuters/AP
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キューバ政府は11月16日から18日にかけて、全国的規模で軍事演習「バスティオン(要塞) 2016」を実施すると発表した。11月9日、キューバ共産党中央委員会の機関紙「グランマ」が伝えた。

今回の発表は、キューバへの経済制裁の継続を主張するドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領選に当選が確実となった直後に出されたため、トランプ氏を警戒しての牽制と見られている。

グランマによると、演習目的は「敵のあらゆる行動に対して応じる用意」などとしており、具体的な理由は明かしていない。今回の訓練は「航空機と爆薬を含む」もので、大規模な演習になるものとみられる。

一方で、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長は9日、トランプ氏に大統領選の勝利を祝うメッセージを送っている

bastion cuba
2004年の「バスティオン」の様子

■トランプ氏はキューバへの経済制裁の継続を主張

アメリカとキューバは1960年代の冷戦時代から長きにわたって対立してきたが、オバマ大統領は「雪解け」政策を進め、2015年7月には54年ぶりに国交を回復。経済制裁の一部を解除し、アメリカ大統領として88年ぶりにキューバを訪問するなど両国間の融和を演出してきた。

これに対し、トランプ氏は大統領選を通じてオバマ氏の対キューバ政策を厳しく批判。キューバの経済制裁を解除すべきではないと訴えていた

また、次期副大統領となるマイク・ペンス氏も10月にフロリダ州マイアミで、「キューバが真の自由を得たのを見届けるまで、キューバに対する経済制裁の継続を支持する」と発言している

AP通信によると、キューバの軍事演習「バスティオン」は過去7度実施され、いずれもアメリカとの緊張関係が高まったタイミングだった。初回は1980年にアメリカ大統領選でロナルド・レーガン氏が選出された直後に実施された。

▼キューバの軍事演習「バスティオン」画像集▼

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キューバの軍事演習「バスティオン」
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