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ボジョレー・ヌーボー解禁、過去15年分の評価を一挙紹介。「100年に一度」連発の理由は?

2016年11月17日 00時45分 JST | 更新 2016年11月17日 01時12分 JST

japanese women toast the 2009 vintage beaujolais

「ボジョレー・ヌーボー」を楽しむ人々(2009年)

フランスワインの新酒「ボジョレー・ヌーボー」が11月17日に解禁日を迎えた。

今でこそ解禁日にはパーティが開かれるなど、もてはやされている感のある「ボジョレー・ヌーボー」だが、20世紀半ばまではブルゴーニュ南部のボジョレー周辺など地元で飲まれるワインに過ぎなかったという。

これを「ボジョレーの帝王」と呼ばれる醸造家ジョルジュ・デュブッフ氏が1970年代、解禁日にパリ・オペラ座近くで解禁のイベントを仕掛けて知名度が向上。80年代にはニューヨークでもイベントを開催し、世界的に知られるワインとなったという。

georges duboeuf 2014

ジョルジュ・デュブッフ氏

このワインが日本で定着するようになったのは、バブル景気の真っ直中だった1980年代だとされる。時差の関係から、解禁日(11月の第3木曜日)に「世界で最初に飲める」などとメディアがこぞって取り上げ、ブームに火がついた。

「ボージョレ・ヌーボー」といえば、毎年話題になるのが「並外れて素晴らしい年」「100年に1度の出来」といった、ボジョレーワイン委員会の品質予想や酒販業者による味の評価だ。

以下、「週刊朝日」(2013年11月8日号)の報道などをもとに、過去「ボジョレー・ヌーボー」につけられた品質予想や専門家たちの評価をまとめてみた。

■2002年

品質予想:「色付きが良く、しっかりとしたボディ」

味の評価:「過去10年でも最高の出来栄え」(阪神百貨店)

■2003年

品質予想:「並外れて素晴らしい年」

味の評価:「過去100年で最高」(ワインアドバイザー)

■2004年

品質予想:「生産者の実力が表れる年」

味の評価:「『100年に1度』と評価された昨年を上回る出来」

■2005年

品質予想:「1959年や64年、76年のように偉大な年の一つ」

味の評価:「100年に1度といわれた一昨年をしのぐ」(アサヒビール)

■2006年

品質予想:「とてもうまくいった年」

味の評価:「過去にないほどの出来だった昨年に迫る」(ボージョレ地区の業者団体)

■2007年

品質予想:「果実味が豊かでエレガント」

味の評価:「例年通り良い出来」(デパート山形屋)

■2008年

品質予想:「フルーツ、フルーツ、フルーツ」

味の評価:「色合いも深い赤だった昨年と比べ、紫色が強いのが特徴」(ホテルアソシア名古屋ターミナルのソムリエ)

■2009年

品質予想:「数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年」

味の評価:「ここ50年で最も素晴らしい出来栄え」(サントリー)

     「過去最高と言われた03年に匹敵する出来栄え」(輸入元のカメイ)

 

■2010年

品質予想:「果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた」

味の評価:「造り手によっては昨年並みの良い出来」(ワインビストロ「プリュム」オーナーシェフ)

■2011年

品質予想:「3年連続で、偉大な品質となった」

味の評価:「21世紀最高の出来」(ワイン専門店マルシェ・ディジュール店長)

■2012年

品質予想:「心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた」

味の評価:「ぶどうの収穫量は例年の半分ほどだが、味は変わらない」(サントリー)

■2013年

品質予想:「繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ」

味の評価:「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」(サントリーワインインターナショナル)

■2014年

品質予想:「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」

味の評価:「2012年、2013年に比べて太陽に恵まれ、グラスに注ぐとラズベリーのような香りがあふれる、果実味豊かな味わい」サントリーワインインターナショナル

■2015年

品質予想:「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい」

味の評価:「過去にグレートヴィンテージと言われた2009年を思い起こさせる」サントリーワインインターナショナル

■「100年に一度」なぜ連発?

beaujolais nouveau

ニューヨークで解禁を祝うジョルジュ・デュブッフ氏(2013年)

ここまで見たように、毎年の評価を並べてみると、なかなか趣深い。特に、以下の流れは秀逸だ。

「過去100年で最高」(2003年)


「『100年に1度』と評価された昨年を上回る出来」(2004年)


「100年に1度といわれた一昨年をしのぐ」(2005年)

なぜ、一見オーバーとも思える評価が連発されるのか。フランス食品の輸出を促進する団体「フランス食品振興会」は、週刊朝日の取材にこう答える。

「輸入業者や酒販店の人たちが、現地の生産者にその年の出来具合を直接聞いていることもあります。ボージョレワイン委員会の品質予想はややわかりづらいときもありますから、業者の人たちは自分たちで、わかりやすくて目を引く言葉での評価コメントを考えているのではないでしょうか」(「週刊朝日」2013年11月8日号)

ちなみに2016年の品質予想と評価は、以下のようなものだ。

品質予想「繊細で滑らかなタンニンときれいな果実味であり、爽やかで、味わい深さのバランスがすばらしい」

評価:「エレガントで酸味と果実味のバランスがとれた上品な味わい」輸入業者

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ボジョレー・ヌーボーを楽しむ人々


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