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新潟県柏崎市長選、桜井雅浩氏が初当選 柏崎刈羽原発の再稼働容認派

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KASHIWAZAKI KARIWA NUCLEAR POWER PLANT
東京電力・柏崎刈羽原子力発電所 | Bloomberg via Getty Images
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任期満了に伴う新潟県の柏崎市長選が11月20日に投開票され、無所属の新人で元市議の桜井雅浩氏(54)が、無所属の新人で元市職員の竹内英子氏(47、共産・社民推薦)を破り、初当選を確実にした。NHKニュースなどが伝えた。

選挙戦では、同市と刈羽村に立地する東京電力柏崎刈羽原発の再稼動の是非が主な争点となったが、「条件付きでの再稼働容認」を掲げた桜井氏が一騎打ちを制した。

選管によると、桜井氏が3万220票、竹内氏が1万6459票を獲得。投票率は64.06%だった

産経ニュースによると、桜井氏は「市民の生活や経済の向上」を再稼働容認の条件とし、「市民の意見を聞き、安全が担保されれば再稼働を否定しない」と主張。自らを「慎重な容認派」と訴えた

桜井氏は、持病の悪化により引退する現職の会田洋市長に加え、自民、民進両党の国会議員や県議らの支援を受けた。原発推進派と反対派の対立解消を主張したことで、慎重派の一部からも支持を得た

対する竹内氏は、「市民の命と生活を脅かす原発の再稼働は認めない」と訴えたが及ばなかった

■10月の新潟県知事選では再稼働「慎重派」が当選 再稼働困難な状況は続く

刈羽村では15日に再稼働容認派の現職、品田宏夫氏が無投票で5選を決めた

柏崎市と刈羽村の双方で再稼働容認派の候補が当選する一方、新潟県では10月の県知事選で原発再稼働に慎重な立場を鮮明に打ち出した米山隆一氏が当選しており、原発の立地自治体の中で、立場の異なる候補者が選ばれる結果となった。

法的根拠はないが、原発の再稼働には電力会社との安全協定などに基づき、柏崎市のほか県知事の同意手続きが不可欠。再稼働が困難な状況が続く。ただ、米山知事は市長選を静観。桜井氏も選挙中は「知事が『現状では認めない』と言う以上、再稼働は凍結状態。数年は課題ではない」と述べている

NHKニュースによると東京電力は、再稼働容認派の桜井氏が当選したことを受けて、「市長選挙の結果については、市民が選んだ結果だと受け止めている。東京電力としては、福島第一原子力発電所の事故の反省と教訓を踏まえ、柏崎刈羽原子力発電所の安全対策に引き続きしっかりと取り組み、地域や社会に理解いただけるよう努めていく」とコメントした。

【UPDATE】2016/11/21
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