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レジ袋有料化で、ビーチのゴミが減った。イギリスの環境団体が報告

2016年12月13日 00時48分 JST | 更新 2016年12月13日 00時57分 JST
Ariel Skelley via Getty Images
Mixed race woman using reusable bag in grocery store

イギリスの海洋保護団体「マリーン・コンサベーション・ソサエティ」が、イギリスの海岸に捨てられているビニール袋の数が大幅に減少したと報告した。

同団体の年間レポートによると、2015年に100メートルあたり平均11枚捨てられていたビニール袋は、2016年は7枚以下に減った。これは40%の現象で、過去10年で最も少ない。

イギリス全土でレジ袋に1枚5ペンス(約7円)を課金したことが今回の減少につながった、と同団体は考えている。

(KIRSTY WIGGLESWORTH/AP)

マリーン・コンサベーション・ソサエティは、買い物の際にエコバッグを持参するよう呼びかけている。そして、同団体の働きかけで、ウェールズで2011年、北アイルランドで2013年、スコットランドで2014年、イングランドで2015年10月にレジ袋への5ペンス課金が始まった。海岸監視マネージャーのローレン・アイリスさんはこう話した。

「レジ袋有料化がスタートしてから初めて、ビニール袋の数が大幅に減少しました。これはイギリス全体に広がった5ペンス課金の結果です」

「私たちは、課金が海洋保護に貢献すると予想していましたが、今回の結果はそれが間違っていなかったことを証明しています。海岸のゴミデータを集めてくれた大勢のボランティアのおかげで、有料化がもたらす影響力の大きさを目の当たりにしています」

地域別に見ると、イングランドと北アイルランドの海岸に捨てられたビニール袋は、2015年に比べて半分以上減っていた。

ウェールズでは、100メートルごとのビニール袋の数は4枚を下回り、2011年の課金導入から、最も少ない結果となった。

またスコットランドでは、100メートルごとのビニール袋の数は、2015年に比べて平均1枚減った。

■ ゴミ全体の量はどうだった?

マリーン・コンサベーション・ソサエティが、6000人のボランティアと共に拾ったゴミの数は26万8384個。2015年から2016年の1年間で、平均約4%減っている。

スコットランドでは18%, イングランド北東部で14%、チャンネル諸島で10%減った。

その一方で、北西部で24%、ウェールズと南西部で15%、北アイルランドで9%増えた。

効果を発揮した5ペンス課金

増えたゴミの一つが、ペットボトルやボトルキャップ、空き缶など、飲料容器だ。イギリスの海岸全体で4%増加していた。また、風船が53%増加していた。

海岸のビニール袋や風船ゴミは、海の生物にとって脅威となる。たとえば、ウミガメはビニールゴミをクラゲと間違って食べてしまうことがあり、なかにはゴミが消化器官に詰まって餓死してしまうケースもある。また、ビニールゴミを餌と勘違いして食べてしまう海鳥もいる。ゴミの減少は、海の生き物にとって安全な環境づくりにつながるのだ。

環境省の政務次官を務めるテレス・コフィー氏はこう述べている。

「5ペンスの課金は、大きな成果を上げてきました。海洋生物が安全に暮らせる環境作りに貢献し、地域をきれいにします」

「小さな動きで、大きな変化を起こせます。しかしこれで満足してはいけません。ゴミを減らしリサイクルを進めるために、まだまだできることはあります」

ハフィントンポストUK版に掲載された記事を翻訳しました。

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