死を目前にした男の子を支えたサンタクロースの美談は「事実確認中」【UPDATE】

投稿日: 更新:
印刷

【UPDATE 2016/12/15 13:53】
ハフィントンポスト日本版はハフィントンポストUS版の翻訳記事として、「『サンタさんに会いたい』死を目前にした5歳の男の子、最後のお願いに答えたサンタクロースは......」を12月13日に掲載しました。

この記事は、サンタクロースにそっくりな俳優のエリック・シュミット・マッツェン氏が、死を目前にした男の子の元を訪ねた出来事を紹介するものでした。

しかし、この記事を最初に報じたノックスビル・ニュース・センティネル紙は12月14日、この記事の裏付けが取れず、信ぴょう性が確認できないと発表しました

同紙は「エリック・シュミット・マッツェン氏の話が嘘だということを証明はできなかった。しかしそれより重要な点として、真実であるという証明もできていない」というコメントを掲載しています。

シュミット・マッツェン氏自身は、この話は真実だとノックスビル・ニュース・センティネル紙に語っています。

ハフィントンポストUS版は、ノックスビル・ニュース・センティネル紙の掲載した記事として紹介し、シュミット・マッツェン氏にも連絡をとって情報を確認しましたが、それ以外からの情報を得ていませんでした。ハフィントンポストUS版は現在シュミット・マッツェン氏にコメントを求めていますが、まだ返事はありません。

ハフィントンポストが報じた記事は以下の通りです。

---


(FACEBOOKCOM/ERICSCHMITTMATZEN)

大きな身体に長くて真っ白なひげ。アメリカ・テネシー州のノックスビルに住む60歳のエリック・シュミット・マッツェンさんは、サンタクロースとして、9年にわたって大勢の子供たちを笑顔にしてきた。年間80ものサンタショーをこなし、普段着の時でもサスペンダーをつけている。

本職は機械エンジニアのエリックさん。数週間前に仕事中電話がかかってきた。電話をかけてきたのは、職場に近い場所にある病院の看護師だった。

「看護師は私に『重い病気に苦しむ、5歳の男の子がサンタクロースに会いたがっている』と伝えました。だから『オーケー、じゃあサンタの服に着替えて向かうよ』と答えました。しかし看護師は『そんな時間はないんです。サスペンダーだけで十分です』と言いました」と、地元紙「ノックスビル・ニュース・センティネル」にエリックさんは語った。

病院に到着したエリックさんは、集中治療室に案内された。そこで男の子の家族が待っていた。男の子の母親は、おもちゃをエリックさんに手渡し、サンタからのプレゼントとして渡して欲しいと言った。

状況を察したエリックさんは「もし泣いてしまうと思ったら、部屋を出てください。皆さんの涙を見たら、私はサンタの仕事をできないでしょう」と伝えたという。誰もエリックさんと一緒に部屋に入ろうとする人はいなかった。

ノックスビル・ニュース・センティネル紙によると、病室に入ったエリックさんは、男の子とこんなやり取りをした

私はベッドに座って男の子に話しかけました。

「君がクリスマスを逃してしまうんじゃないかと心配していると聞いたけれど。クリスマスを逃すなんてありえない! 君はサンタのお手伝いをする一番の妖精なんだから」

私がそう言うと、その子は私を見上げ「僕が?」と尋ねました。そこで私は「もちろん!」と答えました

私は男の子にプレゼントを渡しました。彼にはほとんど力が残っておらず、やっとのことで包み紙をあけました。おもちゃを見ると、顔には大きな笑顔が浮かびました。

「みんな、僕が死ぬっていうんだ。死んだら僕はどこにいくの?」

そこで私は「お願いを聞いてくれるかい?」と尋ねました。彼は「いいよ」と答えました。

「もし天国にいったら、僕はサンタクロースの一番の妖精なんだ、と言ってほしいんだ。そうすれば、君を中に入れてくれるだろう」

「本当?」

「もちろん」

彼は上半身を起こして私をハグしました。そしてこう聞きました「サンタさん、僕を助けてくれる?」

私は腕を回し、彼に話しかけようとしました。しかし言葉を発する前に、男の子は腕の中で息を引き取っていました。

部屋の外にいた人たちは、何が起こったのかに気が付きました。母親が駆け込んできて「まだ、お願いだからまだいかないで!」と叫びました。彼女に息子さんを返し、私はできるだけ早く病院を去りました

エリックさんの経験は、ソーシャルメディアで大きな反響を呼んだ。

「サンタクロースは本当にいる。元陸軍のエリック・シュミット・マッツェンさん」

「あなたのような人をもっといたらいいのに。不治の病に苦しむ子供が、エリック・シュミット・マッツェンさんの腕の中で息を引き取った」

「あなたに神のご加護がありますように」

エリックさんはこの出来事に大きなショックを受けた。これほど心が痛む経験に自分は耐えられない、もうサンタクロースの仕事はやめようと思ったそうだ。しかし、自分の姿を目にして笑顔になる子供たちを見て、やはりサンタを続けようと思い直したそうだ。

「笑っている子供たちを見て、やはりサンタを続けようと思いました。私がやらなければいけないことがある、と気付いたんです」

ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳・加筆しました。

▼サンタクロース学校の様子(画像集)▼

Close
サンタクロース学校の様子
/
シェア
ツイート
AD
この記事をシェア:
閉じる
現在のスライド


※画像集が表示されない場合は→こちら