ベビーカーの鉄道などでの使用に否定的な人1~2割、国交省の意識調査で

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STROLLER TRAIN
イメージ写真 | Brent Winebrenner via Getty Images
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国土交通省が実施したベビーカーに関する意識調査の結果が公表され、その結果、電車内などでベビーカーを折りたたまずに使用することに対して「反対」「どちらかといえば反対」と答えた人の割合が、3度の調査でそれぞれ約1~2割いたことがわかった。

ベビーカーの使用について、国交省は使用者、それ以外の乗客への調査などを元に協議を重ねている。2014年3月には、電車・バス・エレベーター内などで原則折りたたまずに使用できるという方針を決め、特に優先場所などで掲示できるよう「ベビーカーマーク」も導入した

しかし、今回の調査で、使用自体に反対する意見の人の割合は導入前の2011年の調査とほぼ同じ割合か、増えている状況ともいえることがわかり、マークの認知度も低い状況が明らかになった。

■折りたたまず使用「反対」「どちらかといえば反対」が1~2割

アンケートは、2015年の内閣府の世論調査、2016年の2度の国交省のインターネットモニターアンケートの合計3回実施された。

世論調査(回答者1653人)では「反対」「どちらかといえば反対」は合計10.6%だった。一方、ネットアンケートで同様の回答をした人の割合は、初回(回答者916人)が合計21.1%、2度目(回答者816人)が18.1%だった。

母数や調査地域などは大きく違うが、国交省がマークなどを定める前の2011年の調査ではベビーカーを折りたたまず乗車することの賛否についての意識調査で、「反対」「やや反対」と答えた人の割合は全体で10.9%だった。今回の調査と比較すると、マーク導入前後で否定的な意見は、ほぼ同じ、もしくは増えているという結果になった。

■ベビーカー使用者の「気づかい」も調査

一方、アンケートではベビーカー使用者が周囲の人や通行者に接触したり妨げになったりしないように、との「気づかい」をしているか?という質問も設けられている。回答は、「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」とした人が3度の調査で19.5%~25.1%となっている。

ベビーカーマーク導入にあたって行われた2013年のアンケートでは、鉄道内でのベビーカー使用に不満を持つ人が回答者の6割を占めた。不満の内容で多かったものには、「車両内が大変混雑している時の利用」(36.8%)、「子どもをほったらかしにしている」(33.6%)、「子どもが乗っていないのにベビーカーを広げたまま乗車」(31.4%)などがあった

■ベビーカーマーク「見たことがないし知らない」が最多

また、ベビーカーマークの認知度については、3度の調査で「見たことはないし、意味も知らない」と回答した人が、45.9%~54.3%で最も多い割合を占めていた。

ベビーカーマーク
baby baggy mark
エスカレーターなど、ベビーカーを折りたたまずに使用することが適切ではない場所には、禁止を表すマークを表示することになっている。

「ベビーカーマーク」とその方針は「少子化対策大綱」に基づいて、妊娠中の人や子育て中の人が外出する際のバリアフリー環境を整備するため、国交省が2014年3月に定めたもの。

目標では2020年に認知度を50%まで高めることとなっており、国交省は2016年にも期間を定めて、車内広告などのキャンペーンを実施した。しかし、今回の意識調査でも、認知度が低迷していることが明らかになった。国交省はさらなる広報の強化など見直しに取り組むとしている。

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