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シリア政府軍、アレッポをほぼ制圧 市民の「処刑」も実行か

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シリア政府軍と対立する自由シリア軍(2016年12月12日撮影) | Abdalrhman Ismail / Reuters
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シリア政府軍(アサド政権軍)の中枢幹部が12月12日、内戦の激戦地アレッポをほぼ制圧したと伝えた。朝日新聞などが報じた。また、アレッポ市民や国際連合(UN)の報道官によると、シリア軍が多数の市民に対して「残虐行為」を実行しているという。

中東カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、多くのアレッポ市民が反体制派を支援した疑いをかけられ、シリア軍に「処刑」された。反体制派が支配していた地区の住民が証言した。

また、国連の報道官も、アレッポ市民に対して残虐行為が実行されているとの報告を受けたと発表した。市民には女性や子どもも含まれているという。

国連でシリア向けの人道支援問題を担当するヤン・エグランド氏はTwitterを更新し、アレッポで行われている残虐行為には、「シリア政府と支援国のロシアに責任がある」と発言した。

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アレッポから避難する市民、2016年12月12日撮影

■シリア軍による化学兵器の使用報告も

アレッポ市内では、シリア軍と反体制派の激しい攻防が数カ月にわたって続いていた。11月15日には、ロシア軍が反政府勢力の掃討を目的にシリアでの攻撃を再開。その後シリア軍の制圧範囲が広がり、紛争は最終段階に入ったとみられる。

シリア軍中枢幹部が朝日新聞に語ったところによると、シリア軍は現地時間12月12日、反体制派が支配していたアレッポ市東部を「完全に制圧」した。

インディペンデントによると、シリア軍の攻撃には化学兵器が利用されたとの報告もあった。

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シリア軍を支持する民兵たち、2016年12月11日撮影

■アレッポの少女もTwitterを更新

アレッポから内戦の状況をTwitterで伝えていたバナ・アラベドさんは、日本時間13日深夜、ツイートを投稿した。

父親が怪我を負ったことや、11日夜から多くの市民が死んでいるとツイートしている。家族が危険な状況下にいることが読み取られ、ツイートには無事を願う声が多数寄せられている。

お父さんが怪我を負いました。泣いています。ーバナ

最後のメッセージですー昨夜から人々が死んでいます。今ツイートができて、生きてるという事実が信じられません。ーファティマ


■関連画像集「アレッポの空爆再開」

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アレッポの空爆再開
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