ベルリンのテロ、容疑者をミラノで射殺 銃撃戦の末に

ベルリンで、クリスマスマーケットにトラックが突っ込んだ事件で、イタリア政府は事件に関わった疑いで公開捜査されていたチュニジア人のアニス・アムリ容疑者を、同国北部のミラノで射殺したと発表した。
Bundeskriminalamt

ドイツの首都ベルリンで、クリスマスマーケットに大型トラックが突っ込み12人が死亡した事件で、イタリアのマルコ・ミンニーティ内相は12月23日、事件に関わった疑いで公開捜査されていたチュニジア人のアニス・アムリ容疑者を、同国北部のミラノで射殺したと発表した。ロイターなどが報じた。

ミンニーティ内相は記者会見で、この日の朝早い時間に、周回中の警察がミラノ市内をうろつくアムリ容疑者に気づいたと話した。警察がアムリ容疑者を呼び止めたところ、同容疑者が突然発砲。銃撃戦になり、警察官がその場で射殺した。その際、警察官1人が撃たれて負傷したが、命に別状はないという。

FOXニュースによると、銃殺後、指紋などからアムリ容疑者と特定した。

アムリ容疑者は、2015年7月にドイツに入国したとされる。イスラム過激派と接触した疑いからドイツ捜査当局から要注意人物としてマークされていた。

ベルリンで起きたテロについては、過激派組織「イスラム国」(IS)系のニュースサイト「Amaq」が20日、事件はイラクとシリアでの戦闘に関与する国々を狙った「戦士」が起こしたと、事実上の犯行声明を出していた。

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