佐川急便の配達員が荷物をブン投げる動画、同社が事実と認める

「猛省している」と話しています。(広報担当者)

佐川急便の配達員が荷物や台車を投げ飛ばす様子が映された動画がYouTubeにアップされていた問題で、佐川急便の広報担当者は12月26日、ハフィントンポストの取材に対し、同社の配達員であることを認めた。

投稿されている動画は、マンションの入り口階段のような場所で、佐川急便のユニフォームを着た男性配達員が撮影されているもの。マンションから階段を登って出てきた配達員は、道路においたダンボール箱のようなものに突然、台車を投げつける。また、強風の影響なのか、飛ばされたダンボール箱のようなものを拾って地面に叩きつけているような行動も収められている。

広報担当者は、ハフィントンポストの取材に対して「弊社の配達員で間違いないです」と話した。

——いつ頃の状況でしょうか?

本人の記憶がやや曖昧な部分はあるのですが、投稿サイトにあったとおり、12月6日の11時50分ごろのことだということです。

——なぜこのようなことをしてしまったのでしょうか?

本人からヒアリングをしました。「いろいろなことに対してイライラしていた。身勝手な感情で行ってしまった。猛省している」と話しています。

——荷物の破損などはありましたか?

本人の証言ですが、外装以外は特に異常はないということです。未配達や破損・損傷などのクレームは特にありません。ただ、現在荷物の特定をしているところですので、判明次第、該当のお客様には連絡をしたいと考えております。

——遅配などの問題もあり、ネット上では、荷物の集中する年末の多忙さなどとの関連があるのでは?という指摘もあります。配達員の長時間労働やお休みが取れないなどの問題があったということはありますか?

遅配と今回の行動は全くリンクしません。この本人に限らず、休めないだとか徹夜だとか、そういう実態はありません。

——ネット上では他に、荷物に足跡が付いていたという報告もありますが把握されていますか。

それについてはわかりません。個別に破損の対応ということになるかと思います。

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