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トランプ氏、「ウィキリークス」のアサンジ氏に味方する ロシアのサイバー攻撃を否定

2017年01月04日 20時04分 JST | 更新 2017年01月05日 20時21分 JST
Jonathan Ernst / Reuters
U.S. President-elect Donald Trump talks to reporters as he and his wife Melania Trump arrive for a New Year's Eve celebration with members and guests at the Mar-a-lago Club in Palm Beach, Florida, U.S. December 31, 2016. REUTERS/Jonathan Ernst

アメリカのドナルド・トランプ次期大統領は1月4日、大統領選でロシアがサイバー攻撃したというアメリカ中央情報局(CIA)の結論に改めて疑問を投げかけ、内部告発サイト「ウィリークス」創設者のジュリアン・アサンジ氏がロシアの関与を否定した発言を紹介した。

アサンジ氏は3日、Foxニュースのシーン・ハンニティ氏とのインタビューで「(ヒラリー・クリントン氏の選対本部長だった)ジョン・ポデスタ氏のメールをハッキングしたのは、14歳の子供だったかもしれない」と、ロシアの関与を否定している。

「我々の情報源は国ではない」と、アサンジ氏は2012年以来亡命を求めているロンドンのエクアドル大使館から語った。「だから、この質問についての我々の答えは、NOだ」

彼は、オバマ政権はサイバー攻撃がロシアによるものだと偽ることで、トランプ氏の大統領就任を「非合法化」しようとしていると主張した。

アサンジ氏の発言を受けて、トランプ氏は次のようにツイートした。

ジュリアン・アサンジは、「14歳の子供が行政副長官をハッキングできた」と語った——民主党全国委員会はなぜそんなに不注意なんだ?  そしてロシアは情報をくれなかったとも言っている!

誰かが民主党全国委員会をハッキングしたのに、なぜ彼らは共和党全国委員会のように「ハッキングの防御」をしていなかったのか、そしてなぜ彼らは反応しなかったのか……

彼らがやったことだし、言ったことだ(討論会でヒラリーに質問を渡したように)。完全にダブルスタンダートだ! メディアはいつものように彼らの言い分を認めたんだ。

FBIと国土安全保障省は2016年12月29日、ロシアが過去2年間、民主党へのサイバー攻撃に関与していたという報告書を公開した。また、バラク・オバマ大統領は、サイバー攻撃の報復として35人のロシア人外交官をアメリカから国外退去処分にし、アメリカ本土にある2つのロシアの機関を閉鎖した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は新しい制裁には応じないと発表し、トランプ氏はそれを称賛した。

トランプ氏は頑なにロシアを擁護しているが、情報機関からのブリーフィングを受けると語っていた。しかし彼は3日に、ブリーフィングが突然キャンセルされたとツイートした。CNNによると、ある情報当局の関係者は、会合はそもそも予定されていなかったという。

いわゆる「ロシアによるハッキング」に関する「情報」のブリーフィングは6日まで延期となり、おそらく立件までにはさらに時間が必要となるだろう。おかしな話だ!

共和党のポール・ライアン下院議長は4日、保守派のラジオ司会者ヒュー・ヒューイット氏のインタビューで、トランプ氏の一連のツイートに関してコメントを避けたが、アサンジ氏のことを「ロシアの太鼓持ち」と呼んだ。

「彼は情報を漏洩させ、データを盗み、国家の安全に傷をつけた」と、ライアン氏は語った。

共和党のトム・コットン上院議員は4日、MSNBCの番組「モーニング・ジョー」で、トランプ氏とは一線を画し、ロシアのサイバー攻撃に関しては、アサンジ氏よりもFBIとCIAを信用すると語った。コットン氏はトランプ氏に「情報当局からの報告を受け入れる」ように勧めた。

「私はジュリアン・アサンジのような人間よりも、情報機関により大きな信頼を置いている」と、コットン氏は語った。

CIAのジョン・ブレナン長官も「PBSニュースアワー」で、アサンジ氏の発言の信憑性について疑問を呈した。

「彼は真実や清廉潔白の拠り所になりえない」と、ブレナン長官は語った。

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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