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『この世界の片隅に』片渕監督、聖地巡礼の自粛喚起 「そこは観光地ではないのです」

2017年01月12日 16時31分 JST | 更新 2017年01月12日 16時51分 JST
Yuriko Izutani / HuffPost Japan

アニメーション映画『この世界の片隅に』の片渕須直監督が1月9日、劇中に登場する舞台となった場所を訪問する「聖地巡礼」について、「そこは観光地ではないのです」と一部地域の訪問を自粛するようTwitter上で注意喚起した。

2016年11月12日に封切られた同作は、戦時中の広島・呉を舞台に、前向きさを失わず、たくましく「普通に」生きた主人公「すず」とその家族を描いた作品。主人公の声を女優・のんさん(能年玲奈から改名)が演じたことでも話題に。興行収入は10億円突破し、「キネマ旬報」が選ぶ2016年のベスト・テンで日本映画の作品賞も獲得した。

舞台となった広島市や呉市には多くのファンが訪れ、片渕監督らは映画のタッチで描いたロケ地マップを作成。両市の観光案内所などで無料配布し、人気を集めている。

一方で、主人公が暮らす北條家があるとされるエリアは道の狭い一般住宅地で、制作側は住民に迷惑がかかるのではと危惧しているという。片渕監督も、現地から「タクシーで乗りつけて来られる例があって危ない」という声が出ていると紹介した。

同作の公式サイトも、当該エリアについて「『聖地巡礼』の目的地とされませんようお願いいたします」とした上で、「訪れられた方は現地の写真をネット上にアップされないようお願い出来ればと思います」と呼びかけている。

 道は狭く、私有地に踏み込むことで起こりかねないトラブル、実質的な物理的危険について製作委員会、監督、原作者、現地それぞれで憂慮しています。現地にはコンビニも商店もなく借りられるお手洗いもありません。
そこは観光地ではありません。何卒よろしくお願いいたします。

『この世界の片隅に』聖地巡礼についてのお願い|全国拡大上映中! 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイトより 2016/1/10)

また同作公式サイトは、マスコミが当該エリアを取材している例もあるとした上で、「観光地的に紹介されないようお願いしたい」と呼びかけている。

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映画この世界の片隅に完成披露試写会

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