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バイデン副大統領に大統領自由勲章をサプライズ授与 その瞬間、感極まって涙ぐむ(動画)

2017年01月13日 23時40分 JST | 更新 2017年01月13日 23時40分 JST

アメリカのオバマ大統領は1月12日、ジョゼフ・バイデン副大統領の功績を称える式典で、アメリカの文民に贈られる最高位の勲章「大統領自由勲章」を授与した。

オバマ大統領が「われわれが知る中で最も優れた副大統領」で、「アメリカ史上でも傑出した勇敢な人物だ」と称賛すると、バイデン副大統領は感極まり、涙ぐんでいた。オバマ大統領がスピーチの結びの言葉を言い終えた時、サプライズで、最高の名誉勲章である大統領自由勲章の授与を発表して、バイデン副大統領を驚かせた。

「ジョー、あなたのアメリカ国民への忠誠、あたなの国への愛、そして何世代にもわたって持続する生涯にわたる奉仕をたたえ、大統領としての最後の時にあたり、謹んで我が国の文民にとって最高の勲章、大統領自由勲章を贈りたい」

「功績を称える大統領自由勲章を、我が兄弟、ジョセフ・ロビネット ・ バイデン・ジュニア氏に授与できることを、私は誇りに思います。」 —@POTUS surprises @VP

発表の瞬間、バイデン副大統領は涙を流し、背中を向けた。

オバマ大統領が勲章を彼に授与した後、演台に立ち、「夢にも思いませんでした」とバイデン副大統領は述べた。

オバマ大統領は、上院議員での数十年間、副大統領として8年間公務に尽くしたバイデン副大統領の生涯を称えた。さらに女性に対する暴力防止法の推進、外交、「がん撲滅ムーンショット」、大学のキャンパスでの性的暴力と闘う『It’s On Us』キャンペーンを、オバマ大統領はバイデン副大統領の功績の例として挙げた。

「これはとても素晴らしいレガシーであり、驚くべき公職の経歴だ。これはジョーがかつて言ったように、ビッグ……ディール(大きな功績)、です」とオバマ大統領は述べ、「ビッグ」と「ディール」の間でいったん言葉を切った。

オバマ大統領の賛辞は、10日の退任演説の内容が基になっていた。この時、バイデン副大統領を「兄」と呼んでいる

「デラウェア州で愛された子、そして今でもスクラントン育ちのやんちゃな子であるジョー・バイデン、あなたこそ私が最初に指名した人でした。そしてその指名は最善のものでした」と、オバマ大統領は10日にシカゴの退任演説で語った。「なぜなら、あなたが偉大な副大統領であったばかりでなく、私の兄弟になってくれたからです」

2人は、ホワイトハウスで8年間温めてきた深い友情について、積極的に語り合ってきた。12日の式典でも、それは決して変わることなく、お互いとその家族について、ファーストネームで話した。

「ここだけの話だが、ジョーの公平で正直な忠告のおかげで、私はよりよい大統領、よりよい最高司令官になることができたのです」と、オバマ大統領は語った。「シチュエーションルーム(危機管理室)から毎週のランチ、全ての人々が出て行った後の密室の会議まで、たとえ我々の意見が一致しなくとも、彼は私に率直に言うことを躊躇したことはありませんでした。そしてこうしたことの全てによって、彼は今までで一番素晴らしい副大統領になったのだと思います」

私はこの勲章に値しません。しかしこの授与は、大統領の気持ちによるものだとわかっています。――ジョー・バイデン

バイデン副大統領は、オバマ大統領を「素晴らしい人物」と呼んだ。

「私からみなさんに申し上げたいことがあります。そしてそれは当初からみなさんに申し上げていることです。私は返礼するためにこんなことを言っているわけではありません。私はこんな大統領を今まで見たことがありません。私の生涯でこんな人に出会ったことはめったにありません。数えるのに片手でさえ余るくらいです。高潔で良識があり、他人のニーズに応える。あなたはそのようなことをしているのです」と、バイデン副大統領はオバマ大統領に語りかけた。

「この大統領の任期について語る時、自分の名前が歴史上の一部として残っていることを願います。そしてそんな自分は、この国のために素晴らしいことをした、ある素晴らしい男の旅の一部であった、と言えます。素晴らしいことです。私はこの勲章に値しません。しかしこの授与は、大統領の気持ちによるものだとわかっています。タルムード(モーセの律法)の言葉の中に「心に響くことは核心をつく」というものがあります。大統領、あなたは我々の心にそっと入ってきました。あなたと、お母さんを含むあなたのご家族全員が、我々の心にそっと入ってきました。そして今や、あなた方は私たちの心を占めているのです」

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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