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韓国、政権批判の文化人を「ブラックリスト」で排除か 現職女性閣僚を逮捕(UPDATE)

2017年01月21日 02時38分 JST | 更新 2017年01月21日 02時38分 JST

【UPDATE】2017/01/21 10:55

朴槿恵政権が、政権に批判的な文化人の「ブラックリスト」を作成していたという問題が表面化し、現職の女性閣僚が職権乱用容疑で逮捕された

朴槿恵大統領やその知人女性を巡る一連の疑惑を捜査している特別検事チームが、現職閣僚を逮捕したのは初めて。この閣僚は2018年に開催される平昌冬季オリンピックも担当しており、韓国メディアは「準備に影響が出るのではないか」(ニューシズ)と懸念する声を伝えている。

cho yoonsun

趙允旋・文化体育観光相

ブラックリストは、2015年5月に大統領府(青瓦台)が、野党「共に民主党」のソウル市長や大統領候補を支持した文化人や、304人が死亡・行方不明になった2014年4月の大型旅客船「セウォル号」沈没事故で、政府の対応を批判した文化人ら、計9473人のリストを作成し、文化体育観光省に提供したとされる。文化界では「公的支援を打ち切るよう言われた」「テレビ出演を断られた」といった証言が出ていた。

朴槿恵大統領の側近で、2014~15年に青瓦台の政務首席秘書官を務めていた趙允旋(チョ・ユンソン)・現文化体育観光相が黒幕ではないかと指摘された。趙氏は2017年1月の国会の聴聞会で、ブラックリストについて「あるらしいが、私は見たことがない」「特定の文化人が支援から排除された事例があると把握している」と、存在は事実上認めたが、自身の関与は否定した

特別検事チームは1月18日に職権乱用などの疑いで、趙氏と金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長の逮捕状を請求。20日、ソウル中央地裁の令状審査で、金氏らは疑惑を否定した